記事を書こうとしたら一通のメールが来ました。

非常に素晴らしいメールだったので紹介させてください。

奥田さんこんにちは。

宅配アドバンスでお世話になっているFです。

今回は、宅配アドバンスの解約のお願いでご連絡しました。

解約と書きましたが、12月の前後半号で卒業という表現にさせてください。

奥田さんの教材やメルマガを拝読するようになって、1年半程が経ちました。

実は、奥田さんとの出会いの数カ月前、その時点でギター歴20年程だったのですが、自他共にあまり上手いとは言えない状況のまま弾き続けており、バンドで演奏すれば、リズムやトーンについていつも文句を言われるという始末でした。

いい加減その状況を打破したいと思い、練習の一環として、練習ノートというものを毎回付けて、その時に感じたことや体の状態、練習の内容等をメモしていました。

先ほど見直してみたのですが、ノートを付け始めた頃の一番の悩みは、弾いているとすぐに右腕や背中、腰などが痛くなってきて、弾き続けることができないということでした。

当然、弾いても心から楽しめず、でも弾かないと練習にならない、上手くなりたい、上手くなってバンド仲間にいいとこ見せたい、どうしたらいいのか
分からない、そして、脱力のやり方や、練習の仕方を求めて、youtube沼へ・・・。

 

今にして思えば、本当に地獄でした。

自分の機嫌を自分で悪くしてしまっていることに無自覚になっていて、その頃は、家族や仕事場、バンド仲間ともぎくしゃくした感じになっていて、大好きな音楽のはずが、ただのプレッシャーのような存在になっていました。

 

そんな時に、たまたまFacebookの広告に奥田さんの教材が出ていて、半信半疑(いや、ほぼ疑いでした)ではあったものの、何故か希望や救いを感じ、藁をも掴む思いで申し込み、今に至るという感じです。

 

現在の自分の状態ですが、1年前と比べれば、全く違った体の状態を感じています。

その証拠に、毎日ギターを弾くことが楽しいですし、体の痛みもほとんどなくなりました。

バンドでの合奏も、リズムやトーンに意識がいくようなりましたし、音の聴こえ方が変わりました。

音楽の快感やそれによる幸福感を体験中です。

最近、友人から「ノリが良くなった」とか、妻からも「明るくなった」と言われて、とても嬉しかったです。

人間関係など相変わらず悩んだりありますが、以前よりも、いろいろな場面での自分のバランスの取り方が変わってきたように感じています。

何より、こういった良い変化を奥田さんにお伝えできるのが嬉しいです。

一年前には、今の自分の状態をイメージ出来なかったですから。

教材を始める前は「どうやったら弾けるようになるんやろ?俺センスないなー」という不安や心配な心境でしたが、今は「どうせ弾けるし、もしかして、
めちゃくちゃギターが上手くなるんちゃうか?いや、なるな。」に変わりました。

 

言葉にすると冗談みたいですが、めちゃくちゃ根は真剣です。

子どもの頃の純粋な「自分が在る事への自信」を取り戻したような気分です。

こんな自分の変化に大きな幸せを感じています。

 

これからも、これまで購入させていただいた教材での練習を続けていこうと思います。

メルマガは今後も拝読させていただきたいので、引き続きよろしくお願いします。

 

いつもありがとうございます。

寒くなりましたので、お体ご自愛ください。

Fさん、メールありがとうございました。

こういっていただけるのが一番うれしいですね。

 

最高のご報告、ありがとうございました。

これからも音楽楽しんでやっていってくださいね。

 

また、何かでお役に立てることがあればそれはそれで嬉しいし、音楽や人生を含め楽しくやっていっていただければ関わらせてもらった甲斐もある、というものです。

 

ありがとうございました。

 

 

さて。

これはコーチとして最高の結果です。

自分から「卒業する」と決意してもらえる。

自分の可能性に対して見切りをつけて「見限る」ではなく「卒業する」。

つまり、新しいステージに移行する、という意味です。

 

これが僕が考えるコーチとしての最高の仕事なのです。

だから、この結果は最高の仕事だと自分で思える結果なのです。

そもそも、コーチの価値というのは生徒が望む結果の実現を助けることです。

何やっても弾けるようにならなかった人を弾けるように助ける。

これが仕事です。

ここが最低ライン。

そして、その結果へ連れて行くのに相手がイメージするよりもっと簡単に、楽に連れていけたら最高です。

これがコーチの仕事です。

 

多くのギター講師は自分の腕を披露します。

そして、教わる側はその演奏と自分の演奏のギャップが大きい時、そのコーチを選ぶことが多い。

 

確かに教える側はそれなりに弾けるようになっている必要はありますが、
本質的には教える側がいくら弾けても教わる側の結果とは関係ないのです。

(多くの人がここを勘違いしているからレッスンうけても良くならない経験をするのです)

 

コーチと講師の違いはここにあると思います。

相手が結果を出すまで付き合う。

相手が結果をスムーズに出せるように相手の代わりに研究する。

それがコーチです。

Fさんは僕が直接、サポートした方ではなく教材のみを使ってくれた方ですがこの結果を出してくれました。

つまり、教材のみの自学自習でも弾けるようになることは十分可能、ということです。

でも、そんなFさんでも一度は沼に落ちた。

こういうことからもギター練習にはシステム、体系だった方法論が必要だということもわかるでしょう。

Fさんのメールには沢山のヒントが眠っています。

そういうのを是非読み取ってみてください。