今日は1つ、ストーリーをご紹介しましょう。

弟子が祭りから帰ってきました。

師が「楽しかったか」と聞くとこう答えました。

「いいえ。

国中の人が祭りで大騒ぎをしていたんですが、
なんでそんなに楽しいのか私には
分かりませんでした。」

それを聞いて師は言いました。

「百日ものあいだ働き通した後の、
たった一日だけの祭りだ。

その苦労を共にしていないお前には、
あの歓びの本当の意味は分からんだろう。」

さて。

ギターをやっている人に
昔、言われた事があります。

「趣味なんて結局、気休めだよな。

役に立たないんだから」

僕はこれを聞いた時に
「なんと物を知らん奴だ」
と思いました。

それ以来、疎遠になりました。

確かに、ギターは弾けるようになったとて
何の役にも立たないでしょう。

別に収入が上がるわけでもなく
頭が賢くなって
処世に長けるわけでもない。

でも、先の話にあるように
人生の効率を求めるように
生きるのは百日どころか絶え間なく
働き続けるようなもの。

タイパだのコスパだの言って
しゃかりきに集金したり
名誉という高みに登ろうと
あくせく追い込み続けているわけです。

そうやって引き続けた弓はどうなるか?
ということがわからないでいると
人生を踏み外すと思います。

かつて、生死をかけて生きていた
戦国武将たちが茶にハマったのは何故か?
ということを考えると
ギターを真摯に弾くことの価値も
見えてくるかも知れません。

追記

趣味というのは個人的には
人間に欠かせないものだと思います。

今回お話したように
張り詰めた心を解放させるという意味でも
必要ですし…

趣味には実は仕事や人間関係と言った
人生で優先度の高いものの質を
より高めるヒントが眠っている事が多いのです。

ギターも同様ですからね。

また、そのあたりの話は
機会を改めます。

追記 その2

ちなみに冒頭の話はこれに書かれています。

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