カウントが出されて最初の小節の1拍目に
コードを一発ジャラーンと鳴らした瞬間、
本物かどうかが分かる。

ラリー・カールトンか誰かが
何かで言っていたと記憶している言葉です。

最初、これを聞いた時に、
「そんな、阿呆な」
と思っていました。

でも、音楽学校にいった時に
先生が同じことを言ったのです。

それで、若き日の心に
「あの言葉はもしかしたら本当なのでは…」
という疑惑がこびりつくようになりました。

今、どう思っているのか?

先の言葉は全く正しいと思っています。

先の話は実はリズムの話なんです。

トーンの話かとおもうかも知れませんが
実はトーンよりリズムのことを指した言葉だと
今の僕なら分かります。

上手い人って一音でうまさが現れる。

そして、それを支えるのは
リズムなのです。

それくらいリズムは影響力がある
ということです。

先の言葉の最後には確かこう続くのです。

「タイムポケットに
正確に音が落ちていなければ、
次の仕事は二度と呼ばれない」

タイムポケットというのは
リズムを出力するタイミングのことだと
思っておいてください。

このことからもリズムはそれくらい
腕前に影響する、ということです。

追記

この手の話は何も新しくありません。

我々東洋にも古くからある。

むかしむかし、琴の名人がいた。

そして、その名人には耳がたいそう肥えた
友達がいた。

名人が琴の弦を一度爪弾いただけで、
その胸の内にある高い山や
雄大な川の情景を感じられる…

という話が伝わっています。

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楽器の上手い下手なんて
一音で分かるんですよね。