先日、うちの生徒さんから

ある動画が送られてきました。

 

 

そこには結婚式の模様がおさめられていました。

 

 

結婚式でギターを弾いている生徒さんが

いました。

 

 

その結婚式は生徒さんの会社の同僚(部下なのかな?)

のもの。

 

 

そこで新郎がサプライズしたい

ということで歌を歌うことになった。

 

 

その伴奏を生徒さんがやっていたわけです。

 

 

 

長年、ギター教えていると

生徒さんがギターを使って誰かの役に立つ姿を

ちょいちょい目にするのですが、、、

 

そういう時に自分の腕とかを気にして

遠慮する、、、、

 

うちの生徒さんにはこういうケースが少ないのが

僕の誇りです。

 

 

別に演奏なんてうまかろうが下手だろうが

どうでも良いんです。

 

 

うまいから自信があって、

下手だから自信がない、、、

 

そんな話では断じてないのです。

 

 

 

気概の問題。

 

 

折角弾けるようになったのだから、

誰かに見てほしい。

 

それでも良いけど、

 

折角、ちょっとは弾けるようになったのだから

未熟であっても誰かに貢献したい。

 

 

その気持をもっていることのほうが

僕は好きですね。

 

 

財産だと思います。

 

 

そういう演奏にはやはり美しさがある。

 

 

 

よく、人間は内面が出来上がると

目鼻立ちがブサイクでも

憎めない味が出る

 

などと言うのですが、そういう得も言われぬ

美しさが技術レベルに関係なく演奏には出ます。

 

 

 

もちろん、この生徒さんは下手ではありません。

 

 

だから、なおさら演奏が美しいものになるのです。

 

 

それは動画越しでもわかるものです。

 

 

そして、そういう気概をもっている方だから

やっぱり確実に上手くなる、

という部分もあるんです。

 

 

普段は(仕事の都合上)
夜中にギターに触ることになるから
騒音を気にしながらでも弾いてます。

 

 

彼女はそう言ってました。

 

 

そりゃ、上手くもなりますよ、

こうやってたら。

 

 

 

世の中には「弾けるようになりたい」と

口では言いながらも、弾くのが夜中になると

「騒音立てたらダメだから」などという

体の良い言い訳を自らにして

努力を怠る人もいるのです。

 

 

練習方法はもちろん大事だけど、

如何に機能する練習方法を採用しようが

実践する人間の気概が賤しければそのように。

 

 

実践する人間の気概が美しければ

そのようになるものです。

 

 

 

あなたは何の為にギターを弾くでしょうか。

 

 

この問の答えが未来を決める部分は

大いにあると経験上いえるのです。