教材のユーザーさんと
zoomでお話する機会に恵まれました。

 

Sさんと言うのですが、
バンドをひょんな事で組むことになって
うちの教材とか宅配便とか
使ってくれてます。

 

前回お話させてもらったのは
去年の事なので4~5ヶ月経ってるわけですが、
この間に面白い体験をされたそうです。

 

 

バンドマスターになったというのです。

 

「バンマス」なんて言ったりするのですが、
要はバンドにおけるリーダーの事。

 

Sさん曰く、
「まだ大して弾ける訳では無い」
らしいのですがバンマスとして
バンドやってるみたいです。

 

 

普通はバンマスというと、
そのバンドの中で1番経験があったり
腕を持ってる人がやったりするのですが
Sさんのバンドではそうでは無いというのです。

 

それにSさんは最初から
弾ける段階でバンドをやっていた訳ではなく
むしろ、メンバーの足引っ張るのが嫌だから
教材とか宅配便とか使い始めたと
仰っていた記憶があります。

 

それにお話させてもらってる印象的にも
「俺が俺が」と前に出る感じもしない方です。

 

だから、周りから担がれてバンマスとして
やられたんだろうと喜んでたら
やっぱりそうだったみたいです。

 

 

ただ、Sさんはあることを意識したらしく、
それからバンドが居心地良くなり、
気づいたら「Sが辞めたこのバンドは解散」とまで
言われだしたらしいのです。

 

 

この「ある事」とは何だったのか?

 

それが、聞き手のことを考える
思いやりだったそうです。

 

音楽は聞いてくれる人のためにやるものだ

というのを過去の発信で読んで
納得したSさんはそれをバンドに応用された。

 

まずはバンドメンバーのために弾こう。

彼らがやりやすいように振舞おうとされたそうです。

 

そしたら程なくバンドが居心地良くなったそうです。

 

そして、気付いたらバンドに
居場所が出来ていた…

 

これが音楽の楽しみ方ですよね。

 

 

腕を高めることも重要。

 

でも、それは音楽を楽しむためにやるのです。

 

音楽を通して安全で心地よい、
平和で楽しい時空間を作るために
やっているのです。

 

この目的を忘れて
腕を高めることだけにフォーカスすると
末路が哀れなものになりかねません。

 

 

あなたは何の為にギターを弾くのでしょうか。

 

時にはこういうことに思いを馳せるのも
一興では無いでしょうか。