「心の中の本棚には
嫌な話の本と楽しい話の本があるの。
嫌な話の本は捨てて本棚にスキマを
作ってあげるといいのよ」
これはうちに通いはじめた
小3の女の子がお母さんに口にしたセリフだと
聞きました。
子どもの可能性を改めて感じさせられました。
お母さんは心が乱れてきたら
この子に相談するそうです。
この言葉。
素晴らしいのは「本棚にスキマを作る」と
いう部分です。
スキマがあるから新しいものは
入ってこれる。
しかし、人間は無意識に生きていると
すぐに本棚が埋まってしまうのです。
これはギターでも同じです。
心の中にすでに今までに見聞きした練習方法が
山程あるのに、次々と練習方法をあさっても
本棚にスキマがないから入らない。
しかも、その本の内容はすでに
上手くいかなかったことなのにもかかわらず、です。
先に捨てないといけない。
捨てれば新しい練習方法は
入ってきます。
もしかしたら、入ってくるものは
「練習方法」ではないかもしれない。
もっと違うアイデアが閃くかもしれません。
もし、あなたが心の本棚を整理して、
余分な本を捨てていたら…
こんなたった一つの文章からも
なにかひらめくことはあり得るのです。
知識を蓄える、情報をインプットする前に
一度、心の本棚が整理されているかを
チェックしてみましょう。
本棚を整理する方法は簡単です。
役に立たなかった方法はもうやらない
と決めるだけ。
ぜひ、整理してみてくださいね。
追記
先に出てきたお母さん。
この方、元々幼稚園の先生をされていたのですが
素晴らしいですよね。
子どもを未熟な存在として扱っていない。
子どもから学ぶ謙虚さを
持ち合わせておられます。
レッスンやっていると生徒さんからも
教わることが多いですが
生徒の親御さんからも教わることが多いのです。
改めていい仕事させてもらっていると
思いました。