「自分には生まれ持った才能がないのだから、
時間をコントロールするしかないと決めた。

何分間どの運指を練習し、
どのテンポで指が引っかかったかを
ノートに分単位で克明に記録した。

他人を見るのをやめ、
昨日できなかったことが
今日数ミリできたかどうか、
自分の身体の記録だけを相手にした」

こんな感じのことを発言した人がいます。

劣等感というか、
自信がなく、センス才能もない
そこらの兄ちゃんかと思いきや
この発言をしたのは…

スティーヴ・ヴァイ。

あのヴァイにもこんなことを
考えていた時があるんですよね。

この話から「練習日記」という手法が
練習のやり方として広まったのかもしれません。

誰が練習日記を広めたかは
知りませんが
そんなことはどうでも良いことでして。

ここでのポイントは
ヴァイの思考にあると思います。

時間をコントロールするしかないと決めた。

その結果、時間を有意義に使うために…

練習日記を綴ったし…

他人を見るのをやめ、
昨日できなかったことが
今日数ミリできたかどうか、
自分の身体の記録だけを相手にした

というわけですよね。

この発想に本当の価値があると思います。

練習日記が云々なんて
性格的に合う合わないがあるし
それによって継続できるできないも
出てくる話。

そうではなくて、
時間を有意義に使おうと決意して
他人と自分の比較ではなく
自分との対話に徹した事に
劣等感満載のヴァイ少年を
スーパーギタリストにした秘密があると
思います。

あなたは時間を有意義に使っているでしょうか。

そして、他人と無駄に比べてないでしょうか。

趣味云々言って
「上手くやれない自分」や
「劣等感満載の自分」を
ごまかしてないでしょうか。

追記

我々日本人の先人の教えにも

人に勝つことを急ぐな。
まず昨日の我に今日は勝て。

というのがあります。

実際、ギターでも他人と比べているうちは、
焦りと劣等感で指が縮こまるだけで
終わることが多いのです。

向き合うべき相手は、
いつだって「昨日の自分」しかいないのに
周りばかり見ていると
徒労に終わる事が多いのです。

例えば…

昨日より数ミリ、無駄な力が抜けたか。

昨日よりほんの少し、
狙ったタイミングで音が出たか。

そういうことを積み重ねていくしか
上達実感は訪れないのです。

先の教えは武芸者の教えなのですが
ギターでも全く同じだと思います。

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