うちのオンライン教材の実践者で素晴らしい女性がおられます。

 

先日もメールを頂いたのですが、、、

ものすごく礼儀のある方です。

 

 

こういう礼儀のある人は

何をやらせても上手くなる傾向があると

経験上思います。

 

 

実際、この方、かつてサポートクラスに在籍していて

演奏も見せてもらいましたが

かなりお上手だったのを覚えています。

 

 

 

昨日のメールで「やり方が重要だ」と書きましたが、

そのやり方を実践するのは人間です。

 

 

僕たち人間は同じ1つの教えを聞いても

100人いたら100通りの解釈を

してしまいかねない生き物です。

 

 

その解釈次第で同じことを教わっても

曲げて実践してしまう人もいるんです。

 

 

ここはもう人間性の問題になります。

 

 

人格の問題です。

 

 

もちろん、やり方を知らないければ何も始まらないので

間違いのないやり方を知ることは重要です。

 

 

でも、如何に正しいやり方を見つけたとしても

実践する人間が曇っていると

同じ結果は出ないものなのです。

 

 

こういうことを考えると

100%の結果を約束することは

基本的には出来ないし、

そんな方法はないということになります。

 

 

 

、、、さて。

 

 

こう言われると

自分の人間性に自信がなくなる人が

かならず出てきます。

 

 

そこで、救済策として、

長年たくさんの生徒さんを見てきて、

絶対にこういう人はうまくなる、

というのがあるのでシェアします。

 

 

 

それは、、、

 

拒絶がない人。

 

 

 

こういう人は大抵モノになります。

 

 

自分の話で恐縮ですが、、、

 

かつて音楽学校に入った頃、

僕は師匠に「弾けてない」と言われました。

 

 

当時はただのリズム演奏だと思っていたような

簡単な演奏。

 

 

それが「弾けてない」と言われる。

 

 

 

最初は反骨心がむくむく出てくるんです。

 

 

「他の先生は俺にそんなことは言ってこなかった」

 

「むしろ他の先生は俺の将来性を見てくれている」

 

「今回はたまたま」

 

「もう一度弾いたら先生も認めてくれるはず」

 

「ってか、先生ゆーても

聞いたことがない無名ミュージシャンの言うことだから、

真に受ける必要ない」

 

 

といったように無限に出てくるんです、

言い訳が。

 

 

まぁ、今から考えたらそれはそれは

みっともない言い訳が

むくむく出てくるわけです。

 

 

友達にも愚痴りました。

 

 

酒飲みながら

「俺はなんでこんな馬鹿にされないといけないのか」

と愚痴ってたんですよ。

 

 

 

でも、そんな時にふと数学の恩師の教えが

蘇ってきました。

 

 

「数学の公式を考えた人も人間だ、

何も特別な人間じゃない。

 

だから、公式は作れ。

 

作った人の立場にたてばわかる。」

 

 

この教えで僕は踏みとどまることが出来ました。

 

 

 

先生は何故、自分の演奏を見て

『弾けてない』と感じたのか?

 

 

どんな風に先生の目には見えてるんだ?

 

 

 

そう思った日から僕を奈落の底に突き落とした男は

ギターの師匠になりました。

 

 

僕は師匠の見えている世界を見るために

師匠の言うことが意味わからなくても

食らいつくことにしたんです。

 

 

 

当時は無自覚でしたが、

これが拒絶がない状態です。

 

 

 

実際、僕のギターの師匠の授業は

閑古鳥が鳴く有様でした。

 

 

酷いときは数名しか参加してない有様。

 

 

つまり、多くの人は

自分のわからないことを

拒絶してしまっているわけなんです。

 

 

 

結果、ギターが曲がりなりにも仕事になるのは

全体の1%もいかないくらいの

狭き門になるわけですよ。

 

 

結局、いいやり方教えてもらっても

自分で捨ててしまっているのでは意味がないんだけど

多くは捨ててしまうのが現実だということです。

 

 

 

なので、、、

 

パッと聞いてわからないことを

耳にしたときはチャンスなのです。

 

 

今の自分がわからないということですから。

 

 

でも、そう言っている相手には

正しいことに見えていることです。

 

 

だったら、拒絶をやめることなのです。

 

 

わかろうとすることです。

 

 

それがあなたを成長させることになるのです。

 

 

 

追記

もちろん、理解に苦しむことを言ってる人が

本当におかしなことを言っている場合はあります。

 

 

そうなると目の前にいる相手の言うことは

本当に正しいのか?

 

という疑念が生まれてきますよね。

 

 

もちろん、これも判断する方法があるのですが、、、

それはまた別の話なので、

機会改めます。