先日、こんなのを書きました。

このときのレッスンの生徒さんが
メールをくれました。

こんなメールです。

実例として取り上げていただき、
またメルマガのお役にたてて、嬉しい限りです。

取り急ぎ、お話出来なかったことをお伝えしたく、
メール差し上げました。

試しに6連を弾いた時、

「6連ではなく、2つづつ弾いているように
聴こえる…」

ということをおっしゃったとき、
まさに、私は、インサイドピッキングの部分を
意識して、8分音符2つ×3連符の意識で
弾いていました。

計算上は、6連符ではあるのですが、
出音は、意識した通り(8分音符2つ×3連符)
だったことに驚きました。

聴いている人に、弾き手の意識していることが
分かるほど、出音に現れてくるとは!

怖くもあり、面白くもありますね!!

常にリズムを意識して弾くことの大切さを
実感しました。

不安だったら、そんな出音、
楽しんでたら、そんな出音。

どんなことでも同じなんだろうなと思いました。

弾き方についてのひとつの質問から、
人生に繋がる無限の広がりを感じます。

取り急ぎ、お伝えしたかったです。

非常に学習能力のある生徒さんです。

聴いている人に、弾き手の意識していることが
分かるほど、出音に現れてくるとは!

怖くもあり、面白くもありますね!!

常にリズムを意識して弾くことの大切さを
実感しました。

こういうことをスッと受け入れることが出来るのは
英邁な証拠であります。

「弾き手の心が演奏に出る」というのは
布袋さんとかも言っていることだけど
どれだけの人がそれを体験的に
理解しているのでしょうか。

多くは「深いこというねぇ」とか
「なるほどなぁ、確かにそういうものだろう」
などと言って終わっているのではないかと
長年指導してきて思うのです。

智慧というのは
結局、自らの体験で以て自ら掴まないと
雑駁な知識で終わります。

やけにものを知っているだけの
物知り博士で終わるのが関の山。

知識だけひけらかされても
器が小さいと受け取られるだけです。

そのあたりの話はここにも書きました。

場合によっては物知り博士は見ていて
不愉快になることも多いだけに
気をつけたいところですが…

身近にに本物の感性を持っておる人が
いるのが一人間として嬉しい限りです。

リズムが重要だと頭で知っているだけの状態には
さほど意味も、面白みもありません。

せっかく頭でわかったならそれを体験しないとね。

リズム的なアプローチでギター練習すると
ギターの腕前が生まれ変わる人が多いです。

ただ、それはそういう練習を実践し続け
リズムというのを自ら掴んだ人が
演奏を生まれ変わらせることが出来るのです。

そういうのを自得といいますが
リズムに限らず何事によらず、
この自得から始める、というのは
コトを成すことの基本だと思います。

ぜひ、あらゆることを自得してくださいませ。