「上達するには何をしたら良いですか？」
職業柄そう問われる事が多いのですが、
よく話を聞いていると多くの人には
共通のパターンがあります。
上達したいと思ったら多くの人は
外に答えを求めます。
「〇〇で上達する」等という切り口の教則本を
やってみたり、YouTube見たりする。
それでもうまくならないとなると
レッスン通ったりするわけです。
でも、そこまでやっても
なかなか上達した実感を得る人は
少ないようです。
なんとも残念な話です。
本人も悔しいでしょうし、
自分に無力感を感じたりもするでしょう。
何度もこういう経験をすると
自分を信じられなくなって
「挫折」という決断をされるかたもいます。
あなたはどんな感じでしょうか？
もし、あなたが色々やってはみるものの
あまり満足に上達しないという実感があるなら
これから書くことは一度試してみてほしいのです。
というのもこれをやると
やるべきことが見える事が多いから。
これをハッキリさせていたら
本を見るにもYouTube見るにも欲しい情報に
アクセスしやすくなるし…
誰かのレッスンを受けているなら、
先生に聞く質問が変わるでしょう。
ピンポイントにあなたが欲しい情報を
先生から引き出すことが出来るはずです。
必要な情報に行き着くことが出来たら
あなたの中で「これをやったらうまくなる」と
いう期待値が一気に上がるから
モチベーションも高まり、練習も前に進む。
結果、望んだ上達が手に入る、というわけです。
願ったり叶ったりではないでしょうか。
そんな状態を作るために
必要なことは何かと言うと…
上達とは何なのかをちゃんと定義することです。
上達上達と言いますが、
実は上達というのは
ステージによって違ったりします。
もしかしたら、今のあなたにとって
上達とは指が動くことかもしれません。
もしかしたら、弾けなかった曲が
弾ける事かもしれません。
弾けなかった曲が弾けるといっても、
その中身は速いテンポでフィンガリングと
ピッキングが噛み合っている状態のことを
指すのかもしれませんし…
とりあえず遅いテンポでもいいから
イメージ通りにフィンガリングと
ピッキングが噛み合っている
状態なのかもしれません。
あなたにとって上達とは何なのでしょうか？
時間をとって考えてみてくださいね。
回り道にみえて
意外に上達の近道になると思いますよ。