いろいろなことにも関心を持つこと。

 

 

これはあの宮本武蔵が五輪書の中で

残した勝負事、戦いを学ぶ時の掟として

書いている内容らしいです。

 

 

先の掟には「兵法以外にも」という

言葉がついています。

 

 

そして、この後の掟には

 

他人の職についても知ること。

 

とあるらしいです。

 

 

 

これって深いなぁ、とおもうのです。

 

 

音楽でもそう。

 

 

ギターでもそうなんだけど、

道を歩き続けると、

他ジャンルとのつながりが見えてきます。

 

 

そして、その他ジャンルでやっていることが

思わぬヒントをくれることはよくあることです。

 

 

 

実際、かなり昔の話ですが

ギターを指導し始めたときに

不思議に思ったことがあるのです。

 

 

それは…

 

何故、他のスポーツとかだと

みんなコーチをつけるのにギタリストとかには

コーチがいないのだろう?

 

ということです。

 

 

そこで、スポーツコーチがやっていることとかを

勉強したことがあるんです。

 

 

実はスポーツの世界のコーチとか、

もうちょっと広げて監督とかって

めっちゃ勉強しているんですよね。

 

 

わかりやすいところで言えば

野村監督とか。

 

 

最近なら栗山監督もそうですね。

 

 

めっちゃ勉強する。

 

 

 

そして、当たり前のことを

再認識していくのです。

 

 

でも、多くの人にとって

「当たり前」というのは

軽んじる対象になっていたりする。

 

 

それを違ったアプローチで再認識する。

 

 

そういう人が軽んじているけど

実は重要なところを勉強するから

偉業が残せるのだとおもうのです。

 

 

 

まぁ、なんせ、

そういう構造があるな、と思いました。

 

 

 

で、当然、ギターに置き換えました。

 

 

例えば、身体操作を大事にせよ、というのは

普段から言いまくっていることですが…

 

 

これは当時、「当たり前の再認識」

となったわけです。

 

 

 

もちろん、ここで生理学とかそういうのに

行くことも出来るけど…

 

そういうことやりながらも

現実にフォーカスしました。

 

 

頭で考えたことは

現実に活かすためにあるのだから。

 

 

だから、現実でアイデアを試してみて

うまくいくならそれを裏付けるために

生理学なりなんなり使えばいいと思ったわけです。

 

 

結果、そうやって色々深めていくと

身体操作を教えることは

僕のギター指導の根幹となったわけです。

 

 

おかげさまで、仕事でこまらなくなったし

生徒さんにも喜んでもらえるし

こうやって身体操作の重要性を

発信することも出来る。

 

 

でも、これって源流をたどると

五輪書と通ずるものだったんだ、と

驚いておるわけです。

 

 

 

ギター以外のこと。

 

 

他ジャンルの仕事に実は

ギターのヒントがある。

 

 

これはまちがいないと思います。

 

 

まさかの戦理論がギターとつながるとは

意外ですが、そういうものなのだと思います。

 

 

 

諸教帰一

 

なんて言葉もありますが、

まさに1つに帰するのです。