ある日、学者がえらい僧侶のところに

教えを請いに来た。

 

 

僧侶は、お茶をいれて学者をもてなした。

 

 

 

お盆の上の湯呑みに茶を静かに注いでいる。

 

 

だんだん、湯呑みを茶が満たしていく。

 

 

 

すると学者はあることに気づく。

 

 

茶を注ぐ僧侶の手元が動かないのです。

 

 

そのままでは溢れてしまう。

 

 

でも、僧侶の手元は動かない。

 

 

 

「え?…え?なにして…る?」

 

 

顔をやるとニコニコしている。

 

 

 

案の定、茶は溢れてしまいました。

 

 

でも、注ぐことをやめようとしません。

 

 

 

学者は慌てて「和尚、もうあふれています」と口にした。

 

 

僧侶はゆっくり手を止め、こう口にした。

 

 

「これは今のあなたですよ」

 

 

 

僕はこの話が大好きです。

 

 

 

今は簡単に何でも方法ややり方を教わる事が

出来ますよね。

 

 

YouTubeで検索したら

ギターの練習方法1つとっても

いくらでもでてきます。

 

 

 

でも、同時にギターは90%の人が挫折する楽器

などと残念な事が言われるように

なってしまいました。

 

 

これが意味することはなんでしょうか?

 

 

 

僕は先の話に答えがあると思います。

 

 

そして、その答えはあなたのヒントになると

思っています。

 

 

 

参考になれば嬉しいです。