うちの長女は小学生です。

 

 

彼女を見ていて、改めて気づいたことが

あります。

 

 

 

それは、、、、

 

勉強のカリキュラムというのは上手い具合に

なっているなぁ、ということです。

 

 

 

例えば、算数。

 

 

序盤は計算問題ばっかりです。

 

 

それが数年続く。

 

 

 

大人になってそれを眺めると

何が起こっているのか良くわかる気がします。

 

 

序盤に計算問題が続くのは、、、

 

計算が数を扱う上では基本になるからです。

 

 

足し算が理解できない者は

掛け算がわかりません。

 

 

とりあえず九九とか暗記させられるし、

ひとしきり解けるようにはなるんですが、

本質的理解は出来ないことがありえる。

 

 

もちろん、本質的理解など出来なくても

計算が解けたら良いから特に問題は感じない。

 

 

でも、本質的理解が出来ないと

それを応用することは出来ない。

 

 

だから、応用的な問題が出されるわけです。

 

 

それを使って本質的に理解しているかどうかを

確かめられるわけです。

 

 

うまい具合になっておりますね。

 

 

 

さて。

 

勉強はある種の概念の世界で終わることが

あるから理解が先行する部分があって

良いと思うのです。

 

 

でも、ギターの場合はそうはいきません。

 

 

いくら理解できてても

弾けなければやはり不利です。

 

 

身体を使ってやることだから、

理解よりも、先に弾けるようになることが

大事だったりします。

 

 

 

もちろん、教える側に立つ場合は

弾けるようになってから

理解する必要が出てきます。

 

 

でも、弾けたら良いだけなら、

理解は必須ではない。

 

 

 

もちろん、理論的なことを理解することで

核心を持って演奏できる、

演奏がブレなくなる、

演奏に自信を持てる、

ということはあります。

 

 

その意味で理解がほしいならそれもアリです。

 

 

 

でも、それであっても

まずは弾けるようになることは重要でしょう。

 

 

 

そのために必要なことは、

いつも言っているようにトーン×リズム。

 

 

そして、身体の使い方です。

 

 

この2つはコインの表裏のようなものです。

 

 

身体を使ってトーンとリズムを

表現するのですから当然です。

 

 

どっちもおろそかに出来ないから、

理想は同時に習得していくのが

望ましいわけです。

 

 

 

どんなジャンルの演奏をしようが、

身体を使って楽器演奏はするのです。

 

 

そして、音楽である以上、

トーンとリズムのない音楽はない。

 

 

つまり、トーンとリズム、身体の使い方は

基礎だということができるわけです。

 

 

この2つを軸にして練習や練習アイデアを

考えるとわかりやすくなるかと思います。