木には根、幹、枝、葉、果実がある。

僕たち人間も、頭、首、胴体、腕、足
とあるわけです。

木の場合、根が腐ると全てが死にます。

僕ら人間も、胴体がやられると
死に至ることが多いわけです。

 

このように、物事は根本と末端があります。

始まりと終わりといってもいい。

前者を「本末」といい、
後者は「終始」と言ったりします。

まぁ、同じことです。

根本が死んだら末端が死ぬから
根本は何で末端は何なのか?

どうすればどう終わり、
どう終わればどう始まるのか?

これが抑えられたら
特に困る事は激減します。

 

音楽も全く同じ。

そもそも根本はなにか?

何をしたらどうなるのか?

 

これがわかればわかるほど
センスだの才能だのと言わなくなります。

そんなもんカンケーないと
喝破できるようになる。

真相が徐々に見えてくるわけです。

 

楽器演奏とは何のためのものなのか?

ギターの上達法を探ったり
闇雲に時間と労力を費やす前に
こういう部分を抑えている(仮説を立てている)と
望む結果なんか勝手についてくるものです。

 

楽器演奏を上達させたいと思っているけど
何のためにそうするのか?という
「根本」、「初め」を抑えておくと、、、、

望む結果、、、、

つまり、「末端」「終わり」が勝手に
手に入るということなのです。

 

ただ、こういう「根本」「初め」は
めんどくさい。

ちょっと考えたらわかるのですが、
めんどくさいからやらない。

そして、答えらしき情報はたくさんある。

 

だから、多くの人は無視をします。

つまり、主体性をなくし、他に依存する。

 

そうやって、「本」と「末」が転倒する。

「初め」と「終わり」が転倒する。

「手段」と「目的」が入れ替わるわけです。

その結果は?

最悪は挫折。

つまり、「音楽的」死ということに
なるわけです。

 

根がない植物は成立しないように
根本がない音楽はいずれ死ぬわけです。

あなたは根本がしっかりしているでしょうか。

根本を強化しようとしているでしょうか。

 

 

追記

ちなみに、楽器演奏の根本は

トーンとリズム、身体の使い方という
この2つから作っていくとしっかりします。

そうすると本質がだんだん見えてくる。

楽器演奏は精神的な営みだと
個人的には確信するのですが、
それもトーンとリズム、
身体のつかいかたをしっかり習熟すると
わかってきます。

基礎とはなにを指すのかもわかってくる。

ご参考までに。