この話の続きです。
↓
根が重要だという話ですが…
そもそも、根とは何なのでしょうか?
ベスト・キッドでは、
根がしっかりしてたらあとは自然にキレイに育つ
といっているわけですが、、、、
要は
「これがあれば多少好きにやっても問題なくなる要素」
という事でしょう。
つまり、言い換えると「基本」「基礎」と呼ばれるものだということです。
家でも基礎がグラグラだとちょっとした自然災害で倒壊する。
それとよく似てますね。
では、ギターにおける根とは何でしょうか?
それは、結局、
聞き手も弾き手も快適な感情が心地よく動く音楽をシェアすることでしょう。
僕たち弾き手がギターを弾いて音楽を奏でることで、聞いてくれる人も僕たちもともに氣分の高揚だったり、しっとり心に染み入る感覚だったり、なにかの不満を叫びたくなる感覚だったりをシェアすることだと思うのです。
それがただの演奏を感動を産むものに変えたりするのです。
では、そんな演奏をするにはどうしたら良いのか?
そこで着目するべきは音楽の要素です。
そう、つまりいつも言っている
トーンとリズムです。
音楽はしかるべき音色が然るべきタイミングと長さで表現されている。
これがいつでも表現できてれば良いのです。
バッキングもソロも同じ。
決め弾きもアドリブも同じ。
ここに集約されます。
つまり、これが基礎だと僕は定義します。
基礎練習をやったから基礎が出来るのではないのです。
基礎エクササイズと銘打っているものをやったから基礎が出来るのではないのです。
まずは基礎とは何なのか?
根とは何なのか?
そこに暫定的でもいいから結論を出しておくこと。
これがスタートになります。
もし、あなたが結論を持っているなら良いですが、明確な結論が出てないなら、
トーンとリズムを大事にする。
というところからスタートしてみてはいかがでしょうか?
追記
ベスト・キッドの主人公は根腐りしそうになってましたが最後の最後で根を復活させることができました。
あれは見たらわかりますが…
ド基本を実践することに立ち戻ったのです。
パワーに押されて恐怖に駆られ、根を腐らせかけていたのです。
でも、自分の根、つまり基本に立ち返った瞬間に持っていた能力が発揮された。
結果、一発で相手を打ち負かすことができた。
根、基本の力とはそういうものなのです。