「全然、違いますね。
すごいですね、リズムって。
単に楽譜通りに弾いているだけじゃないんですね」
昨日のレッスンで生徒さんが口にした言葉です。
彼はかなり弾ける様になっているのですが
あらためてリズムの凄さを感じたそう。
あまりにもマニアックな話なので
詳細は割愛しますが…
要するに同じフレーズを
リズムの感じ方を変えることで
弾き分けるということを実演したんです。
感じ方を変えるだけで
演奏の印象が変わることに
びっくりしたそうです。
リズムを改善させると
即座に弾けないものが弾けるようになる経験を
する人は多いです。
彼もその一人だったわけですが、
一旦弾けるようになった後に
まださらなる変化があることに驚いたといいます。
上には上が、先には先がある、ということです。
これ、凄くマニアックだし、
プロでも無いのにやるレベルの芸当では
ないのかもしれません。
でも、リズムの奥深さを経験してもらうには
ちょうど良いんですよね。
つい、リズムってテキトーになるし
真剣に取り組んでも、
色々弾けるようになって来ると
軽く見始めるのが人間です。
それくらいギター弾きは
リズムに対する感覚が鈍いのが
一般だと思います。
それは無能者が多いということではなく
単に教えられてないのですから
そうなるのは仕方ない。
それに感覚が鈍いかもしれないと
思っていても、どう鈍いのかもわからない。
実感できないからこそ、
どうしようも出来ない。
だからこそ、リズムが好きになるまで
弾きこむことが出来たら理想ですが
そうならない場合は
毎日リズムギターを弾くことを
習慣にするのが肝要だと思います。