「あー、めんどくさい」
そう思うことはたくさんあるものですよね。
僕も毎日何かしらにめんどくさいと感じることがある。
きっとあなたにもあることでしょう。
それがギターに対して向く人もいて。
うまくはなりたいけど、
練習はめんどくさい。
そんな風に言われたこともあります。
今日の話は
そんなめんどくさがりなあなたのためのものです。
さて。
ものくさ太郎という話をご存知でしょうか。
「ものくさ」というのは現代は「ものぐさ」と
いいますが、怠け者のことです。
この話はこうです。
ものくさ太郎というひどい怠け者がいた。
いつも寝ころがりダラダラしている。
それは4~5日に1度も起き上がらないほど。
しかし、ある時、都で働くための人手が
足りなくなった村人たちが、
太郎を女性で釣って都へ行かせてしまう。
ところが、都で、太郎は和歌の才能を開花させる。
それは天皇に才能を認められるほどだった。
結局、彼は天皇の孫であることが判明し、
最終的には国司に任命され、
120歳まで長生きしたという話。
このものくさ太郎はなんで急に
和歌の才能が目覚めたと思いますか?
実は一目惚れした女性を妻に迎えたい
という一心が才能を目覚めさせるのです。
結局、彼は和歌の才能が発揮されたことで
女性を妻に迎えることができるのです。
※詳しくは御伽草子を読んでください。
この話が教えることはなかなか深いです。
この話が教えることは2つ。
そもそも人は如何に怠けようが
根底に可能性を秘めている。
今回のものくさ太郎の場合は
和歌の可能性を持っていたわけです。
そして、その可能性は
目的がハッキリしたときに
開花する。
一目惚れした女性と一緒になりたい
という一心が太郎の可能性をひらいたわけです。
ギターも同じです。
「練習めんどくせー。
でも、うまくなりてー。」
そう思っているときは、
一時的にものくさ太郎化しているのです。
そもそも、ギターを志している時点で
ギターの才能はあるのですから
後は目的。
あなたはギターで何がしたいのか?
それをはっきりさせると
あなたの中のものくさ太郎は
鎮まるかもしれません。
追記
ちなみに
「ギターで何がしたいのか?」といっても
大げさに考える必要はないです。
例えば、YouTubeとかで
かっこいい曲やフレーズに出会って
「弾いてみたい」という衝動が訪れることが
ありませんか?
最近、僕は娘と映画の話になって
このギターソロを思い出した。
↓
早速、耳コピして弾いてみましたが
改めて弾くとめっちゃ楽しかったです。
目的と言ってもこの程度でいいのですよ。
「かっこいい、弾いてみたい!」
これでいい。
そう思ったならすぐに弾くことです。
すでにものくさ太郎は
鎮まっていることに気づけると思います。