ギターでもなんでもそうですが、

理想が重要だとつくづく感じます。

 

 

こうなりたい。

 

あぁなりたい。

 

 

そういう理想です。

 

 

口で言っているだけの名ばかりの理想ではなく

何があろうが近づきたいと心からおもう理想が

ある人はやはり強いです。

 

 

 

以前こんなのを書きました。

 

 

ギター上達に必要な三つ

 

 

 

方法、実践継続、反省が重要だと書きましたが

ここに理想はからんできます。

 

 

理想となるギタリストがいるなら

その人の遺したフレーズを弾こうとするのは

当然です。

 

 

本当に理想としているなら

言われなくてもその人の遺したフレーズを

コピーする。

 

 

これが方法となる。

 

 

 

そして、それを当たり前のように実践継続する。

 

 

しょっちゅう録画録音して

聴き比べる(反省)ことも自然とするでしょう。

 

 

 

そういう理想に参じる人は

コピーしようにも難しかったり

出音が全然近づかなかったりしたら

躊躇なく人の教えを請うものです。

 

 

「わからない」だの「出来ない」だの

それに紐付く自分を納得させるための

言い訳…

 

他人が聞いたら軽蔑する気しか起こらないような

見苦しい言い訳など頭をよぎることも

なくなるものです。

 

 

このように、理想が本気の理想になっていたら

自然と行動が整うのが現実です。

 

 

理想を持つとこのように全てが揃うのが現実です。

 

 

ヘタに知識を求め、ジプシーしたりするくらいなら

強烈な理想に出会うことを目的にしたほうが

良いかもしれないと思ったりするほどです。

 

 

そういうことを言うと…

 

「理想と思える人がいない」などと

口にする人がおられますが…

 

 

いないなら自分で勝手にこしらえても

良いのです。

 

 

それを古来、「志」と呼び、

あの吉田松陰先生などは

「志が全ての元になる」というような教えを

残されています。

 

 

 

あれは、ギターでも全く同じ。

 

 

理想を探したほうが良いかもしれません。

 

 

志を見出したほうが良いかもしれません。

 

 

そういう理想に出会ったなら、

あとはそこに向かって努力するのみですし

言われなくても努力したくなってするものだ、

というのは長年コーチやってきて学んだことです。

 

 

実際、「見どころあるなぁ、この人」と

感じる人は間違いなく本人なりの理想を

持たれています。

 

 

逆に、こう言うのがない人ほど

「先生のレッスン受けたらかわりますよね」

などと平気で口にする。

 

 

人間は神ではないし、万能ではありません。

 

 

そんな外部の力に頼っているようでは

ダメであります。

 

 

外部の力は利用させてもらうものであり、

そういうものを利用させてもらって

「自分が」努力して打開しているのが真相です。

 

 

もちろん、利用している本人は

「先生のお陰で」などと口にされますが

真相はご自身の努力を高める一助として

他力を使っているのが真相です。

 

 

理想、志はそのエネルギー源となるものです。

 

 

 

上記の教えは、見どころある卒業生たちに

教えてもらった貴重な教えです。

 

 

理想、見出してみてください。