今年もこの日がやってきました。
大晦日。
2025年も今日で終わります。
どんな1年だったでしょうか。
おもしろき1年であっても
そうでなくてもどっちでも良いのです。
ギターという趣味を
本当の意味で持っている人は
そもそも「面白い・つまらない」という
モノサシから解放されているからです。
今年は「趣味」という言葉の本当の意味を
言語化できた年でした。
趣味とは趣を味わうこと。
趣というのはあなたの「心惹かれること」です。
それを味わえば良いのです。
心惹かれる「趣」というものを
「味」わえば「趣味」となります。
ギターはこの境地に至ることができたら
上達とか成長などというのは
結果となります。
マイルストーンの1つになってしまうのです。
これは強いですよ。
心惹かれないことは
一切やらなくて良いのですから。
心惹かれる曲を心惹かれるように弾いて
演奏の感触を味わう。
出音を味わう。
その楽しさに遊ぶことができたら
上達とか成長などは
勝手に向こうからやってきます。
上達や成長を目的にしている人は
その実現のためにやりたくもない
くだらない練習に
お金には代えがたい貴重な時間と労力を
注ぐのです。
場合によっては
それにお金を支払ったりすることもある。
実に消耗するだけの贅沢だとおもう。
そういう選択をすると年を経るたびに
疲れて、消耗してしまう。
本来の「経年」というのは
もっと「ハツラツ」としているものだと
古来いわれています。
本当にそうだと思う。
人間は年を経る毎に元気にならねば
本物ではないと僕もこの年になって
思うようになりました。
そして、趣味はそのためのツールとなり得ます。
今年も1年、読んでくださり
ありがとうございました。
来年からも
また、共にギターという趣を
味わってまいりましょう。
良いお年をお迎えください。
追記
ちなみに趣味と言われて
思い出すのは壺中の天という話。
出典はこれです。