「じぶん」という漢字。
中国では「我的」とかくそうです。
日本では「自分」ですよね。
「自」然から「分」かれたのが「自分」という。
更に、「自分」とは自らを分かち合う、と言うことだ。
そして、分ける程に増えると考えたのが日本人。
中略
自らを分かち合うほどに自分らしくなれる。
これは先日読んだ本に書いてあったことなのですが、まさに音楽も同じだと思いました。
「自」然から「分」かれたのが「自分」。
だから、意図的に何かをしてやろう、という作為が働くと音が濁るのです。
そして自らを分かち合うほどに自分らしくなれる。
だから、「自分が」うまくなることばかり考える人はうまくはなれないのです。
聞いてくれる人と音楽を分かち合うとすると一緒に歌ってくれたりなんかして楽しく音楽がやれるようになるものなのです。
一緒に演奏する人と音楽を分かち合おうとすると互いのミスなんていう野暮なモノに目がいかなくなるので、相手と楽しく音をだすことが出来るのです。
音楽を楽しむとは本来の意味で「自分」でいることなのかもしれません。