24年前。

ギターをちょうど初めた頃。

 

僕はハードロックが大好きでした。

 

ギタリストとして注目していたのはこの方や

https://www.youtube.com/watch?v=L9r-NxuYszg

 

この方

https://www.youtube.com/watch?v=ioBy875IEwM

 

「ギター弾くなら速弾きや!」

そう思ってました。

 

当時の僕のアタマの中では

 

速弾き出来る

=どんな演奏にも対応できる

=ギターうまい

 

という構図になっていました。

 

だから、自分で言うのもなんですが、

かなり根性で速弾きを攻略していた時期が

あります。

 

毎日毎日、何時間も弾く。

 

同じフレーズをゆっくり弾く。

 

もちろん、同じフレーズ

ずっと弾いてたら飽きてくるわけです。

 

でも、それで辞めてしまうとまた1からの

スタートだと思って我慢して

弾いていたことがあります。

 

メトロノームで速さを刻みながら

速いフレーズについていけるように

筋トレ的な練習を毎日繰り返していました。

 

でも、そんな無理した努力が

続くわけありません。

 

バンド活動が始まると

そんな事やってられなくなりました。

 

で、活動しているとだんだん速弾きに

魅力を感じなくなっていきました。

 

心残りではあったけど、

速弾きからドンドン離れていきました。

 

そして、音楽学校に入り、バッキングが

クソレベルだったというまさかの事実を

突きつけられ、更に速弾きから離れます。

 

もう、速弾きやっている奴=ダサい、

というような訳のわからない構図が

頭の中に定着するほど

バッキングをやりました。

 

そんなある日、速弾きを

やることになってしまいます。

 

そして、そのことが僕に演奏の秘訣を

教えてくれたのです。

 

演奏というのは実は身体の使い方。

そして、それを道具として

トーン×リズムをきっちり表現する。

 

これが出来たら基礎的な部分は構築できる。

 

そういうことに気づいたのです。

 

この数年後。

 

このときの気付きの影響は

僕だけにとどまりませんでした。

 

生徒さんにも大きな影響を与えました。

 

40年前に挫折させられたFコードを

15分で弾けるようになったNさんもその一人。

 

指ツリながら押尾コータローのコピーを

していたUさんは一瞬で指をツラずに

弾けるようになりました。

 

ミュートが出来ず、ノイズだらけだった

Oさんはちょっとした手の使い方を

然るべきステップで覚えさせたことで

クリーンなサウンドを

出せるようになりました。

 

こんな例はたくさんありすぎるほど

あるのです。

 

  • 身体の使い方
  • トーン×リズムの表現力強化

 

この2つだけで十分です。

 

これだけでギター演奏の基本は作れるのですから。

 

もし、あなたが自分のギター演奏に

不満がある場合は

ここに集中してみてください。