世の中にはとてもシンプルに生きている人とそうでない人がいます。

 

いろんなことをこなしていて、

「どうやってあれだけのことが出来るんだろう」

と感じさせる人がいます。

 

ありえない行動量でありえない状況を作りだす。

どう見てもこういう人は世界がシンプルに見えているとしか思えません。

 

 

 

一方、いつも身近にたくさんの問題を抱えている人もいます。

 

 

彼らはいつも忙殺されています。

超えなければならない課題が山ほどある。

それに対処してたら時間が足りない・・・・

 

世界が明らかに複雑に見えている。

 

そんな人がいます。

 

 

別にどっちでも良いと思いますが、同じ問題に対するなら前者の方が居心地は良さそうです。

 

ギターも同じ構図です

実はこれ、ギターも全く同じ構図があって。

 

ギター1つとってもシンプルにやる人と複雑にやる人がいます。

 

 

シンプルにやっている人のやることは当然シンプル。

1つか2つのことしかやりません。

 

 

 

でも、複雑な人は色々やります。

 

エクササイズをやり

基礎練をやり

音楽理論を勉強し・・・

 

楽しくなくても音楽を楽しめる未来のために我慢して練習したりします。

 

 

で、結果はどうなるか?

実はシンプルにやった人の方が速く、楽しめるようになってたりする。

 

 

そりゃ、センスのせいにもしたくなる気持ちはわかります。

そうおもっている方が楽に自分を納得させることが出来る。

 

 

でも、本当はそうではないのです。

 

シンプルな人のやり方

シンプルな人にだって、問題はたくさんあるように見えています。

でも、彼らはその問題を掘り下げるのです。

 

なぜ、この問題が起こったのか?と。

 

 

そして、掘り下げていくと程なくしてたった1つの問題に行き着いたりするわけです。

 

すべての問題の原因になってたりするからそれやるだけで全部が良くなる。

 

 

 

それだけのことなのです。

人間の能力に大差なんかあるわけありません。

 

じゃあ、ギターや音楽において一番根本の問題はなにか?

 

それがリズム。

 

 

リズムは音楽をやってない素人が聞いても良し悪しの判断がつけやすいのです。

更に、音が発音されたらリズムも定義されてしまう。

 

つまり、音色とリズムはセットなのです。

 

 

でも、僕たちが触れる情報や教えは音色の情報がめっちゃ多い。

特にギタリストにとっては。

 

〇〇スケールが云々。

コードの仕組みが云々。

やれ、ケイジドシステムだのなんとか進行だの、音使いや音色の情報ばっかりです。

 

 

もちろん、こういう情報は絶対に必要ですが、リズムのアプローチはもっと重要だし、強烈です。

多くの人が手をつけない所だからやれば伸びるけど、いかんせんわかりにくいから追求はしないし、しても後回しになりがち。

 

発信する側も感覚的なものだとおもっているから発信しにくいというのもこの状況を助長している感じがします。

 

 

音色はもちろん大事です。

でも、だからといってリズムを軽く見て良いことにはなりません。

 

 

だから、僕はリズムのことにうるさいのです。

リズムを大事にするギタリストは素早く音楽楽しめるようになり、そうじゃないギタリストは音楽で苦しむのです。