この世にはギター上手に弾ける人がいる反面、

長い間、何をどう努力しても

弾けるようにならない人が存在します。

 

 

でも、これって大きな差はないのです。

 

 

単に視点が違うだけだから。

 

 

問題に対してのアプローチと言っても良い。

 

 

ここが違うだけ。

 

 

 

昨日、懐かしい生徒さんが

教室に顔を出してくれました。

 

 

彼は今、大学生で軽音楽部に入っています。

 

 

小学校から面倒見させてもらっていて

もう、十分弾けるから普段は

彼のお母さんがギター教わりに

来てくれています。

 

 

僕は彼には好きなことをやらせました。

 

 

教え始めた頃、彼はまだ小学生だったからです。

 

 

小学生に理屈を言ってもわからんわけです。

 

 

効率的な道を教えても受け取れない。

 

 

そんな小賢しいことを教えると

逆に子供の良さが消えてしまう。

 

 

子供はある意味、

大人よりもものを掴むのが上手。

 

 

純粋さというのが武器になる。

 

 

 

だから、〇〇という曲のソロがやりたい、

といい出したら可能な範囲で

それに付き合いました。

 

 

彼は幸いにして目標が明確だったから

それに任せて好き放題させた。

 

 

ただし、本人には言わないけど

基本として守るべき最低限のことは

やることを徹底させておりました。

 

 

普段発信する内容より

もっと手前のことを徹底させました。

 

 

時々、近道を出しながらも

本人が受け取れないと分かるやいなや

一切言わない。

 

 

あくまで本人の様子を見ながら、

年季を入れさせた。

 

 

 

すると昨日、いいましたよ。

 

 

「ソロなんかよりバッキングの方が大事ですよね、

リズムの方が重要だと思いました。」

 

 

とちゃんと悟ってくれる。

 

 

 

で、そんな自分のリズムが怪しいから

見てほしいということで教室に来てくれた。

 

 

演奏見たら、ちゃんと標準以上に出来ている。

 

 

リズムの専門的なことは何も教えてないけど

かなりハイレベルな話をすることができました。

 

 

子供の時からスタートするなら

これで良いのです。

 

 

 

でも、これを大人がマネすると出来ません。

 

 

まず、年季を入れられない。

 

 

大人の場合は年季を入れると

見返りが返ってこない感覚に

耐えられないのです。

 

 

 

だから大人の場合は、

練習内容を徹底的に効率化させる。

 

 

大人は純粋ではなくなっているかもしれませんが

その分、理性と知性でもってアプローチすれば

良いのです。

 

 

そうなのに何も考えずに練習するから

「基礎練習」と称した機械的な練習を

無目的に続けてうまくならないと口にする。

 

 

「楽器は若い時にやらないとモノにならん」

 

などと悪悟りしたことも言う。

 

 

 

視点が違うのです。

 

 

アプローチが違うのです。

 

 

大人には大人にあった視点で練習したら

大人であろうが関係ない。

 

 

年齢とか基本的に関係ないし

「自分の時間がない」などという

言い訳も関係なくうまくなるものです。

 

 

もし、上達しなくて嫌だと思って、

この文章を見ているならまずは視点を変えること。

 

 

〇〇したらうまくなるだろう、と

何気なく信じているその〇〇の中身を

変えること。

 

 

そのためのヒントは

このブログにいっぱい書き残しておりますので。

 

 

https://beginnerguitarex.com/

 

 

アーカイブ、ぜひ、有効活用していただけると嬉しいです。