先日、親友と話をしてて、僕達の祖先の話になりました。

 

親友は日本のルーツに強烈に関心があります。

その研究たるや、あの有名な古事記と日本書紀を原文で解読するほど。

10年以上の歳月をかけて、心理学、地政学、考古学的な視点から紐解き1つの説を作るほど。

 

彼と話は何時間聞いてても飽きないです。

僕は別に歴史的知識があるわけでもないけど、彼はそんな僕にでも分かるように話してくれます。

「もう、これは天賦の才能だ」といつも思うのです。

 

そんな彼がこんな事を言いました。

「今の日本人は違うけど、そもそも日本人は西洋人と違って自然と共生してきた民族だ。

中国や韓国ともその辺は違う。

世界的には日本は『東洋』と一括りにされるけど俺はそれが気に入らない」

 

自然、つまり環境と融合するような生き方が自然と出来るのが日本人。

それは本能、DNAレベルで出来ることなのかもしれません。

 

この話を聞いて思い出したのが吉田松陰です。

 

というのも吉田松陰は当時、逮捕され、牢獄に入れられた4年間で1400冊を超える本を読んでいます。

他にも牢屋で囚人の心を掴み、監守の心もつかみ、勉強会を催していた、というのだからまさに環境と融合する天才です。

 

そんな松蔭はこんな言葉を残しています。

 

「獄にあっては獄の中で出来ることをする。

獄をでたら、出てできることをする」

 

さて。

ギター教えているとよくこんな事を耳にします。

 

「時間がないから今は出来ない」

「経済的に厳しいから今は出来ない」

「仕事が大変すぎて今は出来ない」

 

僕も当然こういう風に言いたくなることはあります。

でも、先の親友や松蔭の言葉は僕を本来あるべき態度に連れ戻してくれます。

 

あなたはどうでしょうか。