ツイッターでこんな言葉に出会いました。

 

 

風の向きがよいと 眼がくらみ
逆風にあうと 真実がみえてくる

 

 

なんとも含蓄の深い言葉だと思いました。

 

 

 

ギターも全く同じです。

 

 

風向きが良い。

 

 

つまり追い風。

 

 

上手く弾けている。

 

 

そう思っいてるとき。

 

 

それは単に目がくらんでいるだけ

というのは良くあることです。

 

 

 

実際、そういうときに演奏を録音して、

後から聞き返すと恥ずかしい内容だったりする。

 

 

 

こうやって追い風だと思っていたら、

途端に逆風が吹き荒れるわけです。

 

 

でも、この逆風を受け入れることが出来ると

人は正常に戻ります。

 

 

準備を整え前に進むことができる。

 

 

 

ギターも同じ。

 

 

自分の演奏の下手さ加減がわかるということは

それだけ伸ばしていくことも可能になる、

ということになるからです。

 

 

 

わかりやすいのはリズムですね。

 

 

リズムという視点で見ると、

偉そうにギター教えていますが、

未だに恥ずかしいと思ったりすることが

多々あるわけです。

 

 

 

でも、それは同時に幸せなことなんですよね。

 

 

自分の演奏が恥ずかしいと思えるということは

完成形のイメージが自分の中にある、

ということですから。

 

 

 

だからこそ、一番怖いのは、

自分の演奏が立派な素晴らしいものに聞こえるとき。

 

 

これはかなり注意したほうが良いのです。

 

 

自分の演奏はそれ以上にはならない、

と言っているようなものなのですから。

 

 

 

2500年前に生きた老子は

世の中のことは鏡の様に反対になる

みたいな教えを遺しました。

 

 

まさにそうなのです。

 

 

ダメだと思っている状態は実はすごくいい状態。

 

 

良いと思っている状態は

実は退廃の始まりだったりする。

 

 

いちいち演奏の出来次第で

一喜一憂しないようになりたいものですね。

 

 

 

ギターを楽しく上達するにはいつも言うように

ちゃんとした方法と継続力が必要ですが

この継続の元になるのは今回シェアしたような

心の平静さであることは言うまでもないことです。

 

 

落ち着いて、ゆったりと、偏らず

素直な心でギターに向き合ってみてください。

 

 

何か新しいものに気づけるかも知れません。