ギターは趣味でやっている。
何もこちらは聞いてないのに自分から
これを宣言する人がいます。
でも、そういう人ほど
趣味になってないと感じることが多々あります。
レッスンでもそう感じることがあって
僕はそういう時に
「趣味でやるってどういうことか?」
と生徒さんに問います。
多分、質問の意図がわからないのかして
大抵は言葉につまります。
なので、助け舟を出すために
「趣味でやるってことは
それをやっているときに少なくとも
ストレスはないはずだと思うのですが…
どう思われますか?」
と尋ねます。
カンのいい人はこの質問で気づきます。
これを読んでくれているあなたは
気付いたでしょうか?
趣味でやっているのに
実際やっている内容は趣味になってない
という人が意外に多い。
例えば…
「基礎トレ」と名付けられた
機械的で淡白なフレーズを弾いて
練習したと思っているケースは
いい例です。
それをやってて
充実した時間が過ごせてるならいいのですが、
大抵話を聞くとそうではないことが多い。
「面白くないけど基礎が自分にはないから
仕方ない。
地道にやるしかない。」
そう思っている方がほとんどです。
でも、それって本当に趣味として
成立しているのでしょうか?
どうも、僕にはプロに成りたくて
仕事にしたくて頑張っているギター弾きに
見えて仕方ないです。
うまくなることはいいことですし
楽しみも広がることですが、
それで心が乾いてしまったら
結局上達も何もなくなるのが現実だと思います。
趣味でやってていいのです。
でも、趣味でやるなら
せめてストレスを
あまり持ち込まないようにしないと
自分が保てないのが現代。
そして、趣味でストレスないことをやっていても
ちゃんと上達を実感できるのがギターです。
あなたはせっかくのギターに
ストレスを持ち込んでないでしょうか?
「仕事じゃないんだから
ちゃんとやれ」
そういったのはタモリさんですが
僕も同感です。
追記
名プレーヤーでもあり
名コーチでもあるポール・ギルバートは
「練習は楽しくないと駄目だ」
となにかのインタビューで言っていたけど
本当ですよ。
個人的には趣味でギター弾ける人が最強だ
と思います。
仕事みたいにギターに取り組む。
これはやっぱりあまり良い結果にならないことが
多いですからね。
そして、この本質は
はるか昔にもここに語られているのです。
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