昨日、身体操作の話を書いたので

折角なので、身体操作のヒントを

紹介しましょう。

 

※昨日の内容↓

 

 

身体操作には3つのポイントがあります。

 

 

それは…

 

 

フォーム(形)

 

動き

 

意識

 

 

この3つです。

 

 

 

スポーツとかでもそうですが、

身体操作を考える際に、多くの人は

フォームに注目しますよね。

 

 

これは至って正常なことです。

 

 

形はマネもし易いですから、それで良いのです。

 

 

上手な人のフォームは力みがない、

自然なものです。

 

 

 

ピックの持ち方、フィンガリングの手の形。

 

 

もちろん、表面的に見たら

千差万別に見えるから

「フォームなど関係ない」と

思ってしまいがちですが…

 

 

それは形だけ見ているからです。

 

 

他の「動き」、「意識」を

あわせ考えるとポイントが見えてきます。

 

 

 

そして、形が作られると

当然、それに応じた動きも行いやすい。

 

 

これもスポーツと同じで

不自然なフォームは不自然な動きを

生み出します。

 

 

自然なフォームは自然な動きになる。

 

 

当然、自然な動きになっている方が

楽器とも調和して自然な音が出ます。

 

 

身体操作を見直すと

出音が変わることが多いのですが

それはこういう部分にあるわけです。

 

 

 

そして、最後の「意識」。

 

 

これが本質的には重要です。

 

 

最も掴むのが難しい部分であり、

身体操作が軽んじられる所以でもあると

考えます。

 

 

 

これは換言すると「感覚」です。

 

身体感覚。

 

 

どれくらい脱力しているのか

 

ピックで弦を弾いた時に

どんなタッチを感じているのか

 

どんな心境で弾いているのか

 

こういうのを全部含めている部分です。

 

 

この感覚が自然であれば、

フォームが変わってても

動きが変わってても大丈夫だったりする。

 

 

「身体操作は関係ない」という考えは

こういう部分を踏まえてないのに採用したりすると…

 

かえって酷いことになりかねない

とコーチ経験上思います。

 

 

かえって弾きにくい、無理のあるフォームや

動きを採用する人も出てくるから

全てが崩れます。

 

 

中には怪我する人もいます。

 

 

 

意識を押さえていれば

確かにフォームや動きは関係ない

と言えばありません。

 

 

でも、じゃあ、誰でもいい演奏者の感覚を

インストール出来るか?と言われたら

違うわけです。

 

 

だから、僕は身体操作は重要視するべきだと思っています。

 

 

 

以上のフォーム、動き、意識。

 

 

この3つのポイントで身体操作を探求すると

演奏は快適になり、

フレーズが弾けるようになるのも速くなり、

怪我もなくなり、いい事づくしだと思います。

 

 

意識は難しくとも

フォーム、動きは取り入れやすいはずなので

それを使って意識を探っていくというのは

いいやり方だと思います。

 

 

フォーム、動き、意識。

 

 

よかったら探求してみてください。