人とギターで会話したい。まるで話しているように弾きたい。

 

これは先日、実践会Q&Aグループのアンケートに寄せられた声です。

 

 

この寄せられた声を今日はテーマに一つアイデアをご紹介します。

 

 

 

まず、これをやる単純なアイデアとしては

アドリブをやることでしょう。

 

 

 

何故、アドリブなのか?

もう、言われなくてもわかるかもしれませんが・・・

 

 

 

アドリブが、「音楽における会話」だからです。

 

 

 

だから、アドリブをやろう!

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

と終わらせても良いのですが、実際、このアイデアだけで行くと・・・

 

 

 

もしかしたら

「こんな目に遭うなら音楽なんかやらなきゃよかった」

と思うハメになるかもしれません。

 

もしかしたら

「やっぱり才能は必要で、自分にはそれがないんだ・・・」

と凹むハメになるかもしれません。

 

もしかしたら

「騙しやがって!」

と怒るハメになるかもしれません。(これは個人的にも避けたい結果です)

 

 

アドリブをやって経験する「こんなはずじゃなかった」体験

もちろん、アドリブは音楽における会話だから何もおかしい行為ではありません。

 

でも、現実はそう簡単に行きません。

 

 

 

 

例えば、どんなことが起こるかと言うと・・・

 

うざがられる

 

これが1番よくある現象かもです。

 

 

 

 

なぜ、こうなるかというのは会話を思い浮かぶてもらったら簡単に理解できるでしょう。

 

 

想像してみてください。

 

 

 

あなたは今日始めて出会った人と会話しています。

でも、全然、話しさせてもらえません。

 

 

 

なぜなら、ひたすら相手が喋りまくるから。

しかも、その相手の話が面白くない上に、何言ってんのかよくわからない。

 

 

今、あなたはどんな気持ちでしょうか?

 

 

 

うざい

 

そう思っていませんか?

 

 

 

アドリブやるなら忘れてはいけないこと

アドリブも同じ。

確かにアドリブやれるようになるとそれなりに話すことは出来るようになるのです。

 

 

でも、アドリブだけでは聞くことができない。

 

 

 

会話なら、相手が話をしている間、相槌打ったり、相手が心地よくなる反応をする必要がありますよね。

 

 

同じように、相手がアドリブとっているとき、こちらは聞き役にまわってないといけないのです。

 

 

 

 

じゃあ、音楽において聞き役に回っている時にやっていることはなにか?

 

 

そう、バッキング。

リズムギターです。

 

 

 

自分が仮にアドリブできなくてもバッキングやリズムギターが素晴らしかったら、音楽を人と楽しむことは出来るのです。

 

 

 

「是非、次も一緒に弾かせてほしい」

「もう一曲やりませんか?」

「え?もう帰るんですか?もうちょっと良いでしょう?」

 

 

こう言われるギターを弾くにはバッキングができていれば良いのです。

 

 

 

そして、バッキングがそれなりに出来るようになってきたら密かにアドリブをやっていけば話せるようにもなる。

 

 

よく、コミュニケーションの世界では

優れた聞き手は優れた話し手

だと言われるようですが、これは音楽においても同じなのです。

 

 

 

やっぱり音楽の世界での基本はバッキング、リズムギターなのです。