ある男がいました。
彼がいつも通る街角に一人の物乞いがいました。
この物乞い、首から一枚の札をぶら下げていました。
「私は目が見えません。」
この札にはこう書かれていました。
しかし、物乞いの目の前にあるアルミのお椀にお金が恵まれることはめったにありませんでした。
男はそれをみて、物乞いにある提案をしました。
「札に書かれた言葉を変えてみたら良いんじゃないか?」
物乞いは鼻で笑いました。
「そんなことで変わるなら苦労しねーわ」
男は笑みを浮かべながらも違う札に何かを書いて物乞いに言いました。
「じゃあ、一度これをぶら下げてみろよ」
物乞いはうさんくさそうにその札を首から下げました。
10分後….
物乞いのアルミのお椀にはコインが入り始めたのです。
物乞いは聞きました。
「あんた….なんて書いたんだい?」
男は物乞いに書いた内容を言いました。
物乞いは嬉し涙を流しながら言いました。
「そんなことで….
….あなたは神だ、ありがとう、ありがとう、ありがとう….」
さて。
この男、物乞いが首から下げる札になんと書いたのでしょうか?
こう書いたのです。
「春はまもなくやってきます。
でも、私はそれを見ることが出来ません。」
この話はある筋の人は絶対に知っている位有名な話です。
一見、ギターには関係なさそうでしょう?
でも、この話。
実はギターも同じなのです。
男は1つ言葉を変えるだけで
物乞いを救いました。
ギターも同じ。
やり方次第で変わるのです。
もし、あなたがギター練習しても思うようにうまくならないならその原因は自らのセンスにあるのではありません。
あなたの採用したやり方に原因があるのです。
センスではなくやり方。
僕は25年ギターを教えてきました。
その経験値からいっても間違いは無い
と断言できます。
ギターはセンスではなくやり方なのです。