僕には20年来の親友がいます。

 

毎日一緒にいたのはたった1年だけ。

 

でも、未だに繋がりが途切れません。

 

電話したり、会ったりするとあっという間に

5~6時間経ってしまう。

 

 

もちろん、考えが合わずに

疎遠になったときもあったけど、

それでも時間が経つと

別に意図したわけでもないのに

元の鞘に戻っているという稀有な関係です。

 

 

こういうのを親友と呼ぶんだと思うし、

そういう友が居るのはホント嬉しいことです。

 

 

 

さて。

 

そんな親友と昨日話したのですが、

彼には今新しい仕事の話が来ているそうです。

 

ただ、彼的にはやりたくない仕事。

 

でも、「だからこそ、やる」と言うのです。

 

 

不思議でしょう?

 

なんでやりたくもないことやるんだよ?

ってなりません?

 

だから聞きました。

 

で、彼の答えを聞いて

僕は改めて重要なことに気付かされたし、

彼を改めて尊敬しました。

 

 

彼はなんと言ったのか?

 

 

それは、、、

 

経験のため

 

といったのです。

 

 

一言です。

 

でも、この一言は鋭いと思いました。

 

 

なぜなら、経験しないと

本当のところはわからないからです。

 

もちろん、経験せずとも

知識とイマジネーションだけで

追求せざるを得ないことが現実にはありますよね。

 

例えば、歴史や過去の先人の教えを

紐解くときなんかは

彼らと全く同じ経験は出来ないから

知識とイマジネーションで

追求せざるを得ません。

 

でも、経験したことがないことを

経験できるならそれは最も濃密な理解に

つながります。

 

最も深い学びになるし、

それはジャンルが違う経験をするときに

糧に出来るからです。

 

 

これはギターでも同じ。

 

経験しないとホントのところはわからない。

 

そうやって新しい経験を積み重ねている人が

知識とイマジネーションを利用して

未経験のものを処理する場合は

段々その精度が上がっていくものですが、、、、

 

頭でわかった気になっているだけだと

いわゆる机上の空論になると思います。

 

机上の空論といえばまだカッコも付きますが、

要するに「口だけ人間」ってことです。

 

 

こうならないためにも

お互い、新しい経験に対して

積極的に心を開きたいものです。

 

自戒をこめて。