朝、長女と話していたら
彼女の本棚に一冊の本がありました。
子供向けの本で、
生き方がテーマになっている本でした。
何気なく、パラッとめくったら
こんな事が書かれていました。
努力している人を笑うような人にはならない
「大人に向けて書かれているのか？」と
一瞬思ってしまった。
顔の見えないウェブでSNSが発達し、
誹謗中傷が社会問題になって久しいです。
子供向けに書かれた内容をどれだけの大人が
ちゃんと守れているのだろうか？
ある種の幼稚な大人がたくさんいないだろうか。
そんな姿を子供に見せてはいけないと
背筋が伸びる思いがした朝の一コマです。
さて。
子供向けの本にこんな事が書かれている…
ということは、一生懸命努力している人を
嘲笑いバカにする側面が人にはある、
ということなのです。
自信のない自分を見ないようにするための
防衛本能として人を蔑み、自分を上に置く。
「あいつよりマシだ」という風に
自分に言い聞かせ、
弱い自分から目をそらすための
巧妙な言い訳なわけです。
つまり、嘲笑いバカにする、ということは
自分はしょーもない人間です、という
自己紹介をしているのが真相なのです。
実際、ギターやっていても
こういう方に出会うことがある。
人に簡単に『向いてない』などという。
自己紹介だとわかっていても
実際に目撃すると自分にむけられたものでなくとも
非常に不快な行為です。
でも、こういうのが
あちこちで見られるようになってしまったのが
現実なのです。
そこで、もし、仮に言われたとして
それを真に受けてはなりません。
心が優しく謙虚な人ほどうっかり
愚言を受け入れてしまうこともよくあるのです。
でも、少なくとも
自分の可能性を損ねるような意見を
他人が口にしてもそこに耳を貸してはいけません。
なぜなら、ギターを弾こうと思えるのは
選ばれているからです。
いわばギターの神様に選ばれているのです。
低俗で幼稚な人間に逆らっても
神さまに逆らってはいけません。
そのためにもあなたはいつも
何のためにギターを弾いているのか
自問しておくことをおすすめします。
それがあれば不快なことを言われても
軸を保てますから。
ギターは続けていれば誰でも
弾けるようになる楽器です。