「前進をしない人は、

後退をしているのだ。」

 

これはゲーテの言葉です。

 

これ、すごくギター弾く人にとって

ヒントだと思うのです。

 

こういうメルマガ読んで

ギター弾いている勉強熱心な方ほど

このアイデアはヒントになると思うのです。

 

努力は結局報われる、と僕は信じてますが、

一時的に報われないと感じる期間が

誰しもあるものですよね。

 

そういうときって得てしてものの見方が

適切ではないというのが

共通点としてあると思うんです。

 

少なくとも僕の過去を振り返ると

そうなっています。

 

さて。

 

ギターの練習でも多くの人は

なにか新しい技能を身につけるために

練習するというイメージを

もっているものです。

 

もちろん、これは間違っていません。

 

でも、レッスンやってて思うのは、

練習にはもう1つの見方がある、

ということです。

 

それは、今ある技術を

なくさないために練習する

という視点です。

 

実際、今すでに獲得したスキル。

 

1ヶ月弾かなかったら

どうなっているでしょうか?

 

ちょっと腕鈍ったな、

と感じるのではないでしょうか?

 

どうでしょうか。

 

この発想をもってたら

練習の感じが変わってきませんか?

 

この発想もってないと

穴のあいたバケツに水を注ぐ、

みたいな話になりませんか?

 

何も考えずにいつもどおりにやっちゃうと

ちょっともったいない話になりますよね。

 

そりゃいつまでも変わらないよね、

ということになってしまう。

 

でも、ある程度、具体的になってないと

折角、後退しないために練習する、

というアイデアを活かすことも

出来ませんよね。

 

なので、どうやって練習に活かすか?

という話をさせていただきます。

 

実は、このアイデア、普段から言ってる

リズムギターの練習がすでにこのアイデアを

満たしているのです。

 

そもそも、このアイデアは結局、

人はほっといたら後退するという特性を

利用しよう、というのが根本です。

 

だったら、後退したらまずい技術を

特定すればいいんです。

 

そして、その技術が全体を

底上げするような技術であれば理想です。

 

つまり、この練習しとけば

間違いなく困らない。

 

むしろ、やればやるだけマイナスが

ゼロになるどころかプラスになるような練習。

 

それができたらいいわけですよ。

 

それって、リズムギターのことです。

 

エディ・ヴァン・ヘイレンが

言い残したように、

リズムギターは

曲中の90%以上を占めるのです。

 

つまり、ここで退化するのは最悪だ、

ということです。

 

そして、リズムギターというのは

結局シンプルなフレーズを弾いている

という風に言い換えることもできます。

 

そもそも、シンプルなものも弾けないのに

複雑なソロとか弾ける道理はないでしょう。

 

だったら、これを続けることが

前進するコツと言うことになるのです。

 

更に身体の動き的に見ても、

ギターは結局、片方の手で弦を押さえ、

片方の手で弦を弾くという動作の

バリエーションです。

 

この動きが基本なんですよね。

 

だったら、シンプルなフレーズを

丁寧にちゃんと弾くのは

絶対必須の練習ということになります。

 

普段からお伝えしているように、

リズムを大事にするギタリストは

素早く音楽を楽しみ、

そうでないギタリストは音楽で苦しむ。

 

これはここでもそうなのです。

 

なので、是非、リズムギターを弾きましょう。