ある野球選手が興味深いことを書いていました。
こんな内容です。
打席に立つと誰しも緊張する。
中略
唯一緊張を解く方法は開き直れるかどうかにある。
しかし、普段から自分が決めたことを
毎日きっちり出来ない人間にはそれが出来ない。
面白いですね。
「開き直り」というと
簡単なように思うかもしれませんが、
それが実際は簡単ではないということです。
そして、この後、こう続いていました。
ここぞという局面においてどうすれば
緊張せずにすむのか。
それはヒット一本、ホームラン一本を
打つために、自分でどれだけの準備を
してきたかに尽きる
先の「自分が決めたこと」というのは
この準備のことだとわかるわけです。
そして、こう続いていました。
打席に入ればあれこれ悩んでいる暇などない。
私の考えでは「試合が始まる前」までが
勝負のとき。
これ、全くギター演奏と同じです。
人前で演奏をお披露目したことがあるなら
わかるでしょう。
普段如何に練習しても、
演奏が始まったらあれこれ考えているわけには
いかないのです。
そういう時に、少なくとも
恥かかない演奏をするには、
普段から淡々と練習する必要があるのです。
練習と言っても
基礎練みたいなのではありません。
身体操作とTONE×RHYTHM。
こういうどんな曲をやるにしても
関わってくる要素をどれだけ修練しているか?
という部分です。
これを日々、淡々とやる。
いざという時に自分を支えてくれるのは
機械的なフレーズを弾くことでも
音楽理論を勉強して
知っていることでもありません。
曲をどれだけ弾いているか?
どんな曲にも共通している要素を
どれだけ意識して弾いているか?
そこに尽きるのです。
それが準備であり、
僕たちが毎日やることなんです。
曲を弾くことは
それを楽しんでやれる方法なので
こんな良いことはありませんよね。
どんどん曲を弾きましょう。
楽しく音楽と関わられるようになりますよ。