この人ご存知でしょうか?
伊能忠敬。
日本の実測地図を始めて作った方。
伝記レベルの偉人ですが、そんな彼には浮気疑惑が持ち上がった事があったそうです。
夜が更ける頃、、、
人もすっかり寝静まり、ひっそりとした時間。
毎日、こっそりと忠敬は家を抜け出していました。
近所の人も毎日のことだから目にするわけです。
「浮気しとるんとちゃうか?」
誰彼ともなく噂をしていたらそれが忠敬の妻、ノブの耳に入りました。
ノブは思い悩みます。
そして、ある日、忠敬の後をつけることにしました。
忠敬がやってきたのは野原。
野原に横になり空を眺めていたのです。
「誰かを待っているのでは、、、、」
そう疑ってはみたものの誰も現れない。
ますます不可解です。
不思議に思ってノブはついに忠敬に声をかけます。
「自分、なにしてるん?」と。
忠敬の答えは、、、、
「星を見てる」
忠敬は実は宇宙に興味があったのです。
でも、酒屋の婿養子に入ってしまったから空を見上げ、宇宙に思いを馳せるのは趣味ということにしていたのです。
実際、忠敬は婿養子に入った酒屋の経営を持ち直し、家業の拡大に尽力。
人生50年と言われた江戸時代で、50歳になった忠敬は酒屋を立て直した人として人々に覚えられるはずでした。
でも、忠敬は実は宇宙への思いを諦めていなかった。
50歳になってから息子に家督を譲り、天文学を勉強しに江戸へ。
そして、地図を作ることになります。
機械を持たずに導き出した測量がヨーロッパの最新技術を使って割り出したものと一致したことでその価値が偉人レベルになってしまいます。
さて。
忠敬の頭の中を想像してみましょう。
彼の頭の中に「もう、俺は年やしなぁ」とか、「いまから勉強って、、、」とか、「どーせ今からでは体力的にも能力的にも遅い」とかあったと思いますか?
あったらこんな事できないですよね。
彼の頭の中にあったのはシンプルに決断だけがあったと思うのです。
さて。
ここで振り返りましょう。
あなたの頭の中には「出来ない理由」がこだますることはありませんか?
年齢が遅い
不器用
いまさらやってもモノにならない
どーせセンスはない
時間ない、金がない
等々、、、、
こういうのが浮かぶなら忠敬はどうなるのでしょうか?
偉人レベルの人間だから自分とは違うとかいってまた「出来ない理由」をひねり出しますか?
忠敬も趣味をスタートにしているのです。
あなたのギターも趣味でいいのでは?
趣味であろうが好きなら追求。
それだけでいいのでは無いでしょうか。
何でもそうですが、出来ない理由を並べ立てるから出来ないのです、いつまでも。
ということは?
やると決めたら?
やれるようになるってことです。
好きならやりましょう。
好きなら弾きましょう。
好きなら時間と努力を費やしましょう。
やったら出来る。
それがギターです。