一匹のカエルが牛を見ていました。
「立派な身体だなぁ」と思いました。
自分はどう見ても卵1つ分くらいの大きさしかありません。
カエルは牛のことが羨ましくてたまりません。
手足を伸ばし身体をプゥと膨らませました。
同じ大きさになろうとしたわけです。
近くで見ていた別のカエルにどんなものか聞いてみました。
ところが「まだまだだね」という返事が返ってくる。
それでカエルはまだまだ頑張りました。
再びどれくらい身体が大きくなったか聞いてみました。
今度は「全然だよ」という答え。
カエルはまたまだ頑張りました。
思い上がったカエルはとうとう破裂してしまいました。
これは下手な比べ方をすると身を滅ぼすということを表している話しです。
ギターがある程度弾けるようになってくるとこうなる事は意外にあるものです。
少しでも〇〇よりうまくなる。
〇〇よりうまくなって周りを見返してやる
こういう思考も最初はそれなりの腕を授けてくれることもあるのですが、度がすぎると破裂したカエルのように挫折がやってきたりします。
〇〇には絶対勝てね~から辞める、という感じで。
本当は何がしたかったんでしょうか?
音楽を始めた当初、何がしたかったのか?
これを忘れないことが長くギターを弾くことに繋がり、結果的に音楽を持続させることに繋がったりします。
自分らしく音楽を楽しむ助けになったりするものです。
破裂しないカエルでいたいものです。