ある本に興味深いエピソードが書かれていました。

 

就職したとき、ダイレクトメール(DM)作業を延々とやらされた。

何千と封筒にチラシを黙々と機械的にいれる作業、、、

当然面白くありません。

すぐに飽きる。

 

そんなとき、その会社の社長が言ったそうです。

「このDMは1通1通、手にとるお客さんがいる」

 

この言葉を聞いて、この方はおもったそうです。

何千とあるチラシ。

でも、受け取るのは一人。

どんな人が受け取るのか、どんな人に届くのか、どんなときにこの封筒を開けるのか、と。

 

DMの先にいる人を意識したときいつの間にか作業は丁寧になっていたそうです。

 

この方は言います。

雑にするから雑用になる。

相手を思いやると単純作業は楽しくなるものだ、、、と。

 

 

これはギターも同じ。

 

あなたは今、家で一人で弾いているだけかもしれません。

バンドを演る予定もないし、誰かに聞かせる予定もないかもしれません。

 

でも、将来、あなたの演奏を聞いて「スゴイなぁ、俺にも教えて」って言われるかもしれません。

あなたが弾けることをしって何かのイベントで弾いてと依頼されるかもしれません。

 

もしかしたら、誰の耳にも届かない演奏かもしれませんが、誰かに聞かせるかもしれないのです。

だったら、その未来の誰かを意識してみてください。

あなたのギターの腕を高めてくれるかもしれません。