もし、ギター好きで始めたのに、
めんどくさいと感じることがあるなら
いい話があります。
それをお話しする前に1人の力士の話を
聞いてください。
この話を踏まえるとわかりやすくなるので…
大正時代に大の里という力士がいたそうです。
僕は知らなかったのですが、この方。
相撲の神と呼ばれているそうです。
小柄だから、新弟子の時は
「ネズミ」と言われこき使われてたそうですが、、、、
そんなネズミが相撲の神となる、、、
なんとも気持ちのいいお話です。
さて。
そんな相撲の神、大の里には後輩がいた。
この後輩、ある時期から完全に伸び悩み、
相撲に嫌気がさしていた。
そんなヘコんでいた後輩力士に
大の里、こんなアドバイスをしたそうです。
「稽古嫌ならしなくていいからさ。
とにかく朝早く稽古場にでてこい。
人に負けない時間に出ろ。
出たらあとはどうにかなる」
言われたとおりにやった後輩力士。
稽古する気は全く無かったが、
人の稽古見ている内にだんだんやる気が出てきて、
自発的に稽古をやりだした。
結果、彼はスランプを脱出。
後にこの後輩は大関になるのです。
他にも同じようなケースがあったらしく
大の里は同じアドバイスをするのですが、
やはり出世したという。
そんな相撲の神、大の里はこう言っていたそうです。
「これは相撲だけに限った話ではない。
どんな職業でも同じ。」
僕はこの話を聞いて、
「あぁ、ギターでも同じやな」
と思いました。
ギターが弾けないと悩む人の特徴は、
意外に、身入れて弾いてない
ってところにあるんです。
で、身を入れて弾けないのは、
いつまでもダラダラして
弾き始めないことなのです。
人間とは不思議なもので、
楽しみで、趣味で始めたものなのに
嫌になることがある。
こうやってムラを生み出すのです。
そして、このムラがギターから遠ざけてしまうのです。
ムラが出たときに、、、
「それは気合が足りんからじゃ!」
と一喝しても良いのかも知れません。
でも、、、、
弾くのがめんどくさいなら、
ギター抱えるだけでいい。
録画するのがめんどくさいなら、
スマホを自分に向かって立てかけるだけでいい。
こうやって、何かをスタートさせてしまえば
意外とめんどくさいと思っているのは
幻想だと気づけるかも知れません。
そして、そういう小さなアクションが
ムラを解消してくれる可能性は高いのです。
歴史が証明するように、
人間とは何もしなければ怠惰になるものです。
気合と一喝でなんとかなるものと考えるのは
ちょっと乱暴かもしれないと思うのです。
怠惰でいるのがだめじゃなくて、
怠惰になった自分を動かす術を知っていたら
良いだけだと思うのです。
是非、気分のムラが発生したり
怠惰になりそうになってきたら
小さなアクションを始めてみましょう。
その積み重ねが笑える未来を連れてくると
思います。