「兵は国の大事、死生の地、存亡の道、察せざるべからず」
かつて僕たちの先祖に大きな影響を与えた、何千年も前の賢人によって残された言葉です。
訳すとこうなります。
戦争は国の一大事だ。
どんな時に死に、
どんな時に生きるのか、
どうすれば生き残り、
どうすれば滅び去るのか、
それらについてまず知ることが必要だ。
という意味らしいです。
さて。
ここで、これを「戦争の話だからカンケーない」と思うのはもったいないですよ。
全然、カンケーなさそうなことを関連付けるから面白いものが出来上がるし、他所では見たことがないプロセスで結果が出るのです。
ということで…
これを僕たちのギターに
当てはめてみましょう。
どんな時に死に
…どんな時に僕たちは
音楽で残念な思いをするのか?
どんな時に生きるのか
…どんな時に僕たちは
音楽やっててよかった、と思えるのか?
どうすれば生き残り
…何をしたら僕たちの音楽は楽しくなり
どうすれば滅び去るのか
…何をしたら僕たちの努力は実らず虚しくなるのか
この答えを見出していたらめっちゃ楽しそうでしょ?
でも、音楽だけやって、音楽の知識だけ入れて、音楽のことだけしか考えないでいたら…
こういうことは考えない。
よって、何も状況に大きな変化が訪れないのです。
変化が訪れないばかりか下手をすると
愚痴と不平不満とできない理由というくだらないことを口にし続け、他人を攻撃し、自分は被害者だとアピールする非建設的な人に成り下がる….
なんてことになったりしかねない。
僕だってこんな偉そうなことを言ってますがこういう状況に落ちそうになることは度々です。
(落ちないように反省するようにしているつもりですが…)
これは自分の答えを持っている、というのが重要なのです。
正解か、不正解ではない。
もちろん、僕は自分の答えを持っています。
それもシェアしているつもりです。
でも、仮にシェアしたとしても人間という生き物は自分が同意できない答え、自分にカンケーないと判断した話には拒否したくなるような心の働きがあるようです。
でも、中には受け取って共感してくれる人もいて、それを役立たせることが出来る人もいるから僕はそういう人に向けて発信し続けるつもりです。
でも、大前提として、先のような問の答えはいつもうっすら考えておくことをおすすめします。
それがないと大きく後悔することになると思うし、そういうケースを数おおく見てきたから。