昨日、小5女子にレッスンをしていました。
彼女は最近、うちの門下に入ってきてくれた
新人です。
楽器経験は全然ない。
やっていたとしたらYouTube使って
ギター練習していた程度。
でも、結局、何やっていいのかわからなくなって
放置。
ただ、彼女の場合は
ギター弾けたら学校で目立つから
というのがモチベーションになったそうです。
とても素直で、正直ですね。
最初はこれで良いのです。
前回、体験レッスンに来てくれた時に
なんとなく感触を掴んでくれたので、
今日から曲を新たに始めることになりました。
やっていることは弾き語り。
歌いながら弾いていきたいわけです。
あいみょんの曲が好きで練習しているんだけど
サビの最初の4小節をレッスンしました。
30分のレッスンで
早速この4小節は弾けるようになった。
僕からしたらこの展開は日常茶飯事なのですが
スピーディーに弾けるようになることは
本人のテンションを高めたようで
えらくやる気になってくれました。
そんなレッスンの一コマで
なぜ、レッスンになると
急に弾けるようになるのか?
という話題になりました。
本人も不思議だったようです。
やっていることはYouTubeで見聞きしたことと
あまり大差ないように見えるのに
レッスンだとすぐに弾けるようになる、
という点が不思議だったようです。
これ、あなたは何故そうなるかわかりますか?
上達というのは順序次第があるからです。
ギターに限りませんが
物事には順序次第というのがあります。
それも大枠、大体どんなことでも機能する
順序次第はあるのですが、
レッスンの場合は、
相手の趣味趣向、適正、運命(重い意味ではない)によって
細かく見ると順序次第が変わったりするのです。
海外の人に「日本人」を説明する時に
かつてはサムライ特有の文化があったけど
今はチョンマゲ結ってる人はいないよー
とざっくりしたことは言えるけど…
細かく一人ひとりを見ていくと
バリエーションがある…
といえますよね。
そんなイメージと似てるかもしれません。
ギターの上達も
大体、こんなステップを踏むとうまくいくんだけど
実践する人間はみんなバリエーションがあるから
細かく見ると
一人ひとり上達のステップが変わってしまう…
という感じですね。
そもそも、知恵というのは単発で機能させるよりも
一つの体系の中で機能させたほうが
効果は大きいのです。
その体系を体験することは
まるで道を歩くようなものだから
古来、なにかをやることは
〇〇道といったのかもしれません。
剣の世界なら剣道
茶の世界なら茶道
精神の世界なら求道であり、
その行為に入ることを入道と言ったように
ギター演奏にもちゃんと体系、道があります。
あなたは道を歩いているでしょうか。
その道はちゃんと体系だったものに
なっているでしょうか。
体系が無いなら体系を作ったら良いし
自分で作れないなら
誰かの道を歩かせてもらったら良い。
それだけのことなのです、
ギター上達というのは。