以前、リズムの事を書いたら…

「リズムがギター上達に貢献することなど
特別なことではない」

という趣旨のコメントを頂きました。

素晴らしい事です。

こういう人が増えたら
もっとたくさんの人が
ギター演奏できるようになることでしょう。

そういう人を増やしたくて活動しているので
僕の仕事もやれやれ一つ終わるわけです。

早くそうなってほしいものです。

さて。

すでにリズムの価値がわかっている人は
なんの問題も無くギター弾けるようになるので
特に言及する必要はありません。

ただ…

価値がわかっていても、
それが実行に移せてないと意味が逆転します。

「わかる」というのは実践していることが
前提にあります。

実践しないと本当の意味で「わかる」ことは
無いのです。

それは古くから僕たちの先人が言ってきた通り。

知行合一と言って、
知ることと行うことは
そもそもセットで成立するのです。

知っているだけでは
頭でっかちで内容のない人間になる。

行っているだけでは同じところを
ぐるぐるさまよう迷子の出来上がりです。

これで済んだらいいけど下手すれば
前者は屁理屈屋になり、
後者はひねくれ屋になる。

自分一人でこうなるのは
ご勝手にしてくれたらいいのですが、
得てしてこういうのは他人に迷惑をかける。

今やSNSとか盛んだから
気軽にコメントとかして人の気分を害し
揉め事の種をまき散らしているのを
たくさん観察できる時代です。

知と行は一致していないといけないのです。

本当の意味で「わかる」には
「実践」がつきものなのです。

リズムの価値をわかるには
リズムと向き合って
自分なりでいいから
リズムを活かした演奏体験を増やす必要がある。

ところが、リズムに関しては結構難しい。

掘り下げているはずの人が
ツッコミどころ満載な事を言ったりするのも多い。

僕はたまたま、リズムギターの師と出会えて
それまでの常識が崩れ落ちたからよかったけど
常識的に考えられることはその多くが
間違っている(役にたたなくなっている)のが
リズムです。

だからこそ、教えの真贋を問う前に
それを実践していかないと
いつまでも本当のことがわからない。

そして、わかってない演奏は
聞く人が聞いたら
わかってないことがよく分かる。

リズムに向き合ってない演奏は
聞く人が聞いたらすぐにわかる。

そして、ちゃんと向き合っていたら
演奏というのは自然と
「良い演奏だなぁ」と
感じられる風格を醸し出すものです。

ここまで行けばその時には
とっくにギターは上達しているし、
こういう方向に向かえば
上達は必然となるのです。

しっかり実践していきましょう。

追伸

もし、今までリズムに
向き合ってこなかったのなら
エレキギター練習の教科書を
読んでみてください。

単に練習方法だけ書いたものではなく
リズムに対する思い込みを変えられるように
書いたつもりなので。

タップ or クリックしてエレキギター練習の教科書を読む