めっちゃ練習しているけど
なかなかうまくならない人とお話すると
その多くが口にするセリフがあります。
あなたはそれが何か想像つきますか?
それは…
「基礎力がない」
というセリフです。
基礎力がないからうまくならない。
基礎力がないから弾けるようにならない。
そう考えるわけです。
これ、めっちゃ正解です。
基礎力がないからうまくならないのです。
でも、多くの人はこれがわかっていても
うまくなりません。
これがわかっているのに
弾けるようにならないのです。
不思議ではありませんか?
答えがわかっているのに望む姿に
なれてないのですよ?
だからこそ、「センス」という
摩訶不思議なパワーに
原因を見出すようになる人まで出てくるのです。
センスがないから自分には出来ないのだ、
という理屈です。
なんともおかしな話ですが、
こうなって当然です。
基礎がないとわかっていて
努力しているのにうまくいかないのだから。
だったらセンスと考えるしかないわけです。
生まれ持ったセンスがないから
自分は弾けるようにならないのだ。
憧れて終わる、よくあるそこら辺にいる
人間と変わらない、というわけです。
でも、これは
どうすることも出来ない問題ではありません。
なぜなら、ここにはカラクリがあるからです。
これが分かるとセンスなんかを信じているのは
まるっきり意味がないと分かるでしょう。
自分の可能性を信じてない自分を
反省するかもしれませんね。
実にもったいないことをやっていることに
気づくかもしれません。
では、どんなカラクリか。
それは…
基礎とはなにかがわかっていない
というカラクリです。
これ、「基礎が重要」と言いながらも
うまくいかない人に聞いてみると
見事にわかっていません。
そもそも「基礎とは何か?」と
考えたこともなかった
という人もたくさんいるほどなのです。
基礎とは何か?がハッキリしてないのに
基礎を大事にした練習が成立するはずありません。
別に基礎とは何か?という
問の答えが間違っていたとしても、
間違っている、とわかった瞬間に答えを
更新することが出来る。
進歩はしているのです。
でも、基礎とは何か?がハッキリしてないのに
練習を続けても…
基礎力がないという問題を解決することは
出来ません。
こういうことから、もし、あなたが
「基礎が重要だ」とおもっているにもかかわらず
努力が報われないと思うなら先ずやるべきは…
あなたにとってギター演奏の基礎とは何か?
あなたが信じられるギター演奏の基礎とは何か?
という問の答えを出すことではありませんか?
目的地もわからず車を走らせたら
迷子になって当然です。
あなたにとって演奏の基礎とは何なのでしょうか?
自分なりの答えを出して、
その答えに従いながら、
自分の答えをよりよくしていくものです。
ぜひ、考えてみてください。
追記
ちなみに僕が考えるギター演奏の基礎は
このブログの過去記事にも書いてるので
よかったら探してみてください。