野球の大谷さんが以前、
国民栄誉賞を辞退したという話がありました。

今はまだその時ではない、
ということだったみたいですが…

同じことをした人で記憶に新しいのは
イチローさんですよね。

こちらは…

死ぬときにもらえる様に頑張る

というようなことをおっしゃったそう。

彼らの辞退にはギターのヒントがあることに
あなたは気付いているでしょうか。

おそらく、この文章を読んでいる時点で
かなりの確率でギター上達したいという
目的をお持ちのことでしょう。

それを踏まえて
一つ思い出してほしいことがあります。

あなたが人前で演奏した時のことを
思い出してほしいのです。

本番前の半年間を思い出してください。

一番練習したのはどのタイミングでしょうか。

きっと、人前で演奏することが決まってからではありませんか?

僕も全く同じです。

ライブばっかりやっている時は
今から振り返っても人生で一番練習しています。

毎日今の10倍は練習していました。

これは何を表すでしょうか?

これは人は目的が明確になると
無条件に動き出す、ということです。

だからプロはアホほど練習します。

しょっちゅう、レックだのライブだのと
色々あるから。

では、今度は人前での演奏が終わって
次、人前で演奏する予定が決まってない状況を
思い出してください。

練習量の変化はどうでしょうか?

多分、ものすごく少なくなったのではないでしょうか。

これは目的がなくなったから。

もちろん、うまくなりたいという目的は
もっている。

でも、切迫した目的は無いわけです。

ライブとかレックなんていうのは
期限がある。

だから、話が決まった時点で
心は切迫モードに入る。

でも、目的となるイベントが終わると…

見失った目的は間違いなく努力を鈍らせる。

つまり、僕達は目的次第で努力も決まってしまう
ということです。

しかも、この目的意識と言うのは簡単に
入れ替わってしまうことは
心理学上解明されています。

アンダーマイニング効果なんて言って
自分からやる気満々で設定した目的も
外から評価されたり褒美を与えられることで
評価や褒美をもらうことに
目的がすり替わる現象です。

先の大谷さんやイチローさんは
そういうことを上手くコントロールしている
事例かもしれません。

ただ、大事なのは僕達は目的次第で
自分のパフォーマンスが決まる、
ということです。

「怠け者」という言葉がありますが
これは単に目的の問題であり
その人の素質・性質ではないのです。

こうなるとギターの上達というのは
一つの答えが出たことになります。

つまり、目的をはっきりさせると
ギターは上達する

ということです。

あなたはきっと
ギター上達したいと思っていることでしょう。

でも、その目的。

はっきりしていますか?

明確ですか?

何を
いつまでに
どんな感じで
弾けるようになりたいですか?

または

いつまでに
どんなことが出来る様になりたいですか?

そして、

それが出来るようになりたいのは
なぜですか?

具体的な曲がある場合は
なぜ、その曲何でしょうか?

具体的なスキルがある場合は、
なぜ、そのスキルなのでしょうか?

闇雲に練習していても
ギターは弾けるようになりますが
その場合、手間隙かかりすぎて
若者だけの特権になってしまいます。

僕達大人は、先の問の答えに合わせて
練習していくと非常にスピーディー、かつ
スムーズに、楽しく、上達することが出来ると
思いますよ。

慣れないうちはめんどくさいと思うかもですが
そういう場合はまぁ、気が向いたらやってみるか
そういう事が出来る人に
目的を明確化してもらうのがよろしいかと思います。