ギター上達したくて練習しているけど
なかなかうまくならない….
そんな風に感じている方を
長年サポートしてきて思うことは
たくさんあるのですが…
これからシェアしようと思っていることは
多くの人の盲点になっていることが多い。
逆に言うと、これからシェアすることを
練習に取り入れると確実に前進するだろう、
と思うようなことです。
どんなことかと言うと…
スキマ時間を惜しむというアイデアです。
スキマ時間のことを寸陰という風に言うので、
昔は「寸陰を惜しめ」といったそうです。
かなり昔からある教えですし、
耳にすることがあるかどうかは別にして
ちゃんと書物等で伝わっている教えなだけに
かなり仕える教えです。
何と言っても時間の洗礼を受けておるのですから。
廃れず残った教えです。
さて。
スキマ時間を惜しむ。
実はこれはギターにおいても
すごく使えるアイデアです。
ギター弾く時間をとる。
そういう発想で多くの人は
30分なり1時間なりといった、
まとまった時間を確保しようとします。
あなたはどうでしょうか?
でも、現実的に考えて
まとまった時間を作ろうとするのは
大変なものです。
特に大人が趣味として始めたものとして
ギター弾いているならなおさらです。
趣味という
優先順位が下位のものにまとまった時間を作る。
どう考えても無理があります。
アリとキリギリスではありませんが、
ギターばっかり弾いているわけにもいかないのが
現実です。
そもそも、日中は外で働き、
同僚との付き合いもあり
世帯をもっている場合は、家族のケアや
家での雑務があり
年齢が経れば経るほど体力に陰りも出てくる。
そんな中、趣味に時間を割けば
他の部分にしわ寄せが出る。
それが現実でしょう。
だからこそ、スキマ時間。
寸陰を利用するのです。
寝る前のちょっとした1~2分。
起床してすぐの3分。
不意に出来た2~3分。
こういう如何に忙しい人でも発生する
スキマ時間、寸陰を利用するわけです。
「そんな短い時間の練習なんかで
上達するものか」
そういう考えを持つ人もいます。
確かに、至極ごもっともな部分がある考え方に
聞こえますが….
やりもせずにそう決め込むのが
早とちりになりかねない。
そうやって自らの可能性を狭めてしまうのです。
スキマ時間の利用を否定したとしても
現実に時間が割けないのであれば
そんな否定に意味はないからです。
スキマ時間、寸陰は馬鹿に出来ません。
チリも積もればなんとやらです。
確かにボーっとやってりゃ
少ない時間ではだめかも知れません。
でも、現実的に考えると
寸陰を使わざるを得ないわけですよ。
だったら少ない時間で効果が上がるような
工夫が出来たら良いのです。
普段、メルマガやブログ、レッスンや教材で
言っている話はこういう発想を
ベースにしています。
ギターレッスン、練習の情報発信というのは
こうでないといけないと思っているからです。
長時間使ってやらないと意味がない練習など、
現実的に出来ないのだから
絵に描いた餅のようなものでしょう。
知っているだけでは意味がないのです。
やらないとダメ。
やって自ら覚るところがないとダメなのです。
スキマ時間、寸陰を是非、使ってみる視点を
持ってください。
そうしようとすると必要となる工夫も
見えてくるものです。
そうやって主体的にギターに向き合った時。
今までにない上達、進化成長が起こると思いますよ。
追記
ちなみにいつも言ってる身体の使い方なんかは
このスキマ時間と非常に相性が良いものです。
身体の使い方をちょっと変えるだけで
弾き心地が良くなったり
弾けなかったものが弾けるようになったり
出音が良くなったりするからです。
一瞬で変わる可能性がある。
だからこそ、スキマ時間、寸陰を惜しむなら
相性が良いのは身体の使い方でしょうね。