先日の記事にこんなメールをくれた方がいました。
先日の記事
↓
> 今朝のメルマガを拝読しました。
> 自己受容、自分的に、
> 今が旬な内容だったので、
> 嬉しくなってお返事させていただきました。
>
> 本文にも書かれていますが、
> とてもハイレベルな話ですね。
>
> でも、受けいれるという感覚を
> 体験して理解すれば、
> 音楽だけではなく、
> 人生そのものがより幸せで楽しくなりますね。
>
> その自己受容の感覚こそが、
> 生きるエネルギーであり、
> 自分という存在そのものだと思います。
>
> でも、音楽やる人だけに限らず、
> 多くの人が、その自己受容というものの
> 正体が分からず、もがき苦しんでいると
> 思います。
>
> 僕もそうでした。
>
> 演奏して現れてくる音やリズムが、
> その演奏者の現状が、
> そのまま現れてくるというのも、
> その通りだと思います。
>
> 奥田さんは、メイドインアビスという
> アニメをご存知ですか?
>
> なかなかにハードな描写などがある
> 作品なのですが、かなりディープな
> 内容ですので、個人的には、
> いろいろ学びがあって良い作品でした。
>
> また明日からのメルマガも
> 楽しみにしています。
>
> いつもありがとうございます。
まさにこの通りだとおもったんですよね。
自己受容というのは幼少期の環境的にそもそもやりやすい人とそうじゃない人に分かれるみたいです。
両親や社会からダメだしを喰らいまくった人は自分の心の中で自分のことをダメ出しします。
これは当然、自己受容ではありませんよね。
ただ、意外に盲点なのは励まされることで自分のことを励ますのも自己受容ではない、ということなのです。
例えば、、、
落ち込んでる時に「おれはもっとすごい人間なのだから頑張れる、頑張ろう」
みたいなのは受容ではないんですよね。
自己受容とはポジティブ、ネガティブではなく、その時々の自分を認めることなのです。
悲しいときは「うんうん、悲しいな」といってあげる。
嬉しいときは「おぉぉ、嬉しいな」といってあげる。
しんどいときは「しんどいよね」ということであり、
調子いいときは「絶好調やね」と自分に言ってあげることなのです。
ジャッジではないのです。
これを自分の演奏でもやるんです。
ダサい音だとおもったなら「ダサいと思うよねー」と自分で自分の感じていることを受け入れる。
指動かないな、と思ったならそれを「動かないよねー」と受け入れる。
コピーしてて原曲みたいな感じにならないなら「なんか違うと思うよねー」という風にまずは受け入れる。
これは一見認めたくないことなのですが、こういう受け入れを徹底的にやることでスタートとゴールが決まるんですよね。
スタートとゴールがバシッと決まるから、そのために必要なことが見えてくる。
感じていることを無視するから自分が今どこにいるのか見えなくなるのです。
相変わらず難しい話をしているかもしれませんが、受け入れられる範囲で受け入れられると前に進めると思います。
ご参考までに。