あるところに神様がいました。

この神は人間界でどれほど尊敬されているか
知りたいと思い、人間に姿を変えて
彫刻家の工房へ入って行った。

自分とは違う全知全能の神の像を見つけて
「値段はいくらかね?」と尋ねました。

「1ドラクメです」
※1ドラクメ≒0.5円

ずいぶん安いのでおかしくなり、
「最高位の女神の像はいくらだ?」と聞くと、
もっと高いという。

自分の像もあった。

自分は神々の使者で利殖の神だから、
さぞかし高い値段をつけているだろうと思い、
重ねて尋ねた。

「では、これは?」すると彫刻家こう言った。

「さっきの2体を買ってくださるなら、
おまけで差し上げますよ!」

これは痛烈な話ですよね。

要するに僕達が価値があると思っていることは
他人からすると全然価値がないかもしれないね、
ということを表す話ですが…

これって僕達ギタリストも
同じだと思いませんか?

ギターの雑誌とか見たら
ギターソロの特集とか機材の特集って
すごく多いですよね。

YouTubeとか見ても
この手のテーマの動画は多い。

でも、あなたの演奏を聞いてくれる人は
ソロだの機材だのに
全く興味ないかも知れませんね。

それを体験から悟ったのか、
天賦のひらめきなのか
ギターの革命児EVHは

「ギターソロはケーキの上に乗ってる
ローソクのようなものだ」

と言ってのけた。

この話からあなたは何を感じたでしょうか?

追記

ちなみに、この人も同じようなことを
沢山言い残しています。

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