上達したいなら先人のマネをせよ。

「まなぶ」は「まねぶ」だから
マネが基本。

こういうことはよく言われるし
僕もこれに反論は一切ないです。

逆にこれを無視して
小賢しくエクササイズとかやって
近道しようとすると
かえって遠回りになっていたりします。

これに気づかないでいると
後になってとんでもないしっぺ返しが
返ってきます。

それはさておき。

マネは良いとしても
何をどうマネしたら良いのかわからない…

と感じたことはありませんか?

僕はありますよ。

僕の場合は、とりあえず真似しようとおもって
先人のマネや、
かっこよく弾いて見せてくれる師匠の演奏の
マネをしていました。

それでもマネと学びの関係が
わからなかったから
服装から話し方から笑い方と言った
一見音楽と関係ないところまで
真似しようとしていたことがあります。

でも、後になって
これで良かったんだと知りました。

というのも1200年も前に
これが解き明かされていたからです。

実は、仏教の一派である密教に
これが説かれているのです。

密教では身口意を整えよ、と言われます。

これは「仏になりたい」という
「意」からスタートします。

そこで、仏の真似をするわけです。

身のこなし、身体の使い方、
物質面を真似るわけです。

口というのは言葉のこと。

言葉は思考を創るので
言葉を真似る
(密教の場合はこれが真言といって
呪文のようなものになるそうです)

そうすることで仏の心、心情が掴める
ということ。

この教えはそのまま、
ギターでコピーをするときに応用できるのです。

例えば、EVHみたいな演奏がしたいと思ったら
まずは「EVHの〇〇という曲を
弾けるようにしたい」
という「意」が生まれます。

そしたら今度は演奏を真似する。

身体の使い方とかリズムの取り方とか
どんな表情してるかとかそういうのを真似する。

これが「身」になる。

後はインタビューとか読んで
EVHの言っていることを知る。

そして、その考え方を自分も採用する。

そうするとどんな感覚で
ギター弾いてるのかが自然と見えてくる。

これを日々積み重ねていくと
徐々に弾けるようになってくる。

しかも、かなりのレベルの高さで。

これが「まねぶ」の正体だと思います。

参考になったら嬉しいです。

追記

ちなみに、身口意に関しては
この人がオーソリティです。

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