よく基本が重要と言われますよね。

 

 

ギターでも努力が報われなければ

報われないほど基本に立ち戻ろうとされる方は

多いですよね。

 

 

もしかしたら、あなたもそうでしょうか。

 

 

 

もし、そうならとても素晴らしい態度ですよね。

 

 

調子が悪い時は基礎に戻る。

 

 

これは鉄板です。

 

 

 

ところが、せっかく基礎に

立ち戻ろうとしているのに

基礎とは何かを把握してないケースは

かなり多いのです。

 

 

あなたはどうでしょうか。

 

 

 

ギターの世界って

実はここに落とし穴があると思っています。

 

 

基礎トレフレーズをぼんやり弾いていても

演奏力の基礎は養われない。

 

 

スケール練習をして

どこにどの音が配置されているかを

覚えても演奏がうまくなるわけではない。

 

 

コードを覚えたから基礎が出来て演奏が

良くなるわけでも、練習時間を

とにかく大量に費やしたら

誰でも演奏が良くなるわけでもないのです。

 

 

基礎を創ることは必須ですが

そもそも基礎がなんかるかを定義せぬまま

練習しても効果が感じられないのは

当然ですよね。

 

 

 

もちろん、基礎トレフレーズや

スケール練習をたくさんして

基礎とはこういうものだと

自分で悟れる場合はそれで良いでしょうが…

 

 

あなたはそんなことが出来るでしょうか?

 

 

 

僕は努力が報われない人に特化して

18年間ギターを教えてきました。

 

 

その指導経験からいうと…

 

いわゆるよくある基礎トレを鬼のように

弾くような練習で基礎を悟れる人は

ホントごく一握りだと思います。

 

 

 

こう言われるとなんだか気持ちが

重くなるかもしれませんが、

実はこれはある種の希望でして…

 

基礎とはなにか?を先に知って

練習したら誰でも上達する、

 

と言えるからです。

 

 

そうすることで

練習に方向性が生まれます。

 

 

ぼーっと弾いている基礎トレフレーズも

目的を意識することで

練習に内容がでてくるわけです。

 

 

 

そもそも、ギター演奏とは

音楽を感じられたら良いのです。

 

 

他人が聞いて心地よければ

それだけプロの演奏(仕事になる演奏)だ

というだけ。

 

 

 

ならば、まずはあなたが自分の演奏を聞いて

音楽に聞こえたら良いのです。

 

 

基礎というのは、

演奏を聞いて音楽を感じるために必要なものは

すべて基礎ということになります。

 

 

 

基礎トレやスケール練習をぼーっと

やっているだけでは不足なのです。

 

 

演奏から音楽を感じられるようになるには、

練習方法だけでなく練習を続けるだけの

メンタルを整える事も必要でしょう。

 

 

自分の演奏がどうなっているのか

録画等で確かめたりすることも必要でしょう。

 

 

時には技術向上みたいなことを脇において

純粋にギターを弾くことに没頭する時間も

必要でしょう。

 

 

誰かに演奏聞いてもらうことも、

誰かと演奏することも基礎を創るために

貢献してくれるものです。

 

 

 

心地よい音楽にならなくても良い。

 

 

まずは演奏が音楽に聞こえるレベルまでいけば

基礎は出来てると思ったら良いのではないか

と思います。

 

 

 

三つ星レストランレベルではないけど

美味しく食べられる。

 

 

料理でもまずはこうなっていたら

良いでしょう?

 

 

これと同じだと思います。

 

 

 

少なくともぼんやりと基礎トレやったり

スケール練習してたら演奏の基礎が出来上がる、

と考えるのは非現実的だと思えてなりません。

 

 

特に努力が報われなかった人ほど

そうだとおもいます。

 

 

 

なにも焦る必要はなくて、

毎日ハードな練習をする必要もありません。

 

 

自分のペースでいいし、

亀の歩みでも良いのです。

 

 

ゆっくり一つ一つ出来るようになっていって

気がついたら基礎が出来ていた、という感じになると

うまくいく方が多い印象です。

 

 

 

そのためにもまずは自分の演奏を聞いて

音楽を感じられるか?

 

 

心地良いか否かは別にして

音楽を感じられるか?

 

 

ここをチェックすることから

始めてみたら良いのではないでしょうか。