昔、石田三成という侍がいました。
江戸幕府を作った徳川家康と戦争して負けた側のリーダー。
彼は自分のボスである豊臣秀吉とのこんな逸話を持っています。
3杯の茶
昔、三成は子供の頃、お寺で働いていました。
ある日、秀吉は鷹狩をしていて、喉が渇いたので三成のお寺に立ち寄りました。
秀吉が茶を頼むと三成はぬるいお茶を大きな茶碗に7~8分目くらい注いで差し出しました。
秀吉はそれを飲み干し、もういっぱいのお茶を頼みました。
三成は次に
前より少し熱いお茶を茶碗の半分に満たないくらいの量、注いで差し出しました。
秀吉はこれを見て関心し、今度はテストすることにしました。
もういっぱいのお茶を頼んだわけです。
すると三成は
アッツアツのお茶を小さい茶碗に少しだけ入れて差し出したのです。
秀吉はこの行為に感動して、自らの家臣にした、という話。
戦国時代が好きな人はこの話はご存知かもしれませんが、これって、結局は
相手に対する思いやりが秀吉の感動を引き出した、
ということですよね。
ギターでも同じ
これ、ギターも同じなのです。
聞いてくれる人のことを想定して普段から練習するのがコツなのです。
聞いてくれる人はどこに感動するのでしょうか?
聞いてくれる人は素人さんでも演奏の善し悪しをなんとなく判断できるのはなぜなのでしょうか?
聞いてくれる人は演奏のどこを聞いているのでしょうか?
そういうことを考えてみてください。
下手に練習の工夫したり、練習量を増やすよりも良い結果を出しやすいと思います。