世の中には同じことを教わっても
結果が違うということがたくさんある。

学生時代のテストの点がみんなバラバラなのは
その最たるものでしょう。

あなたはそうなる理由がなにかわかりますか?

この答えがわかる実話があるので
紹介させてください。

先日、オンラインレッスンをやったときのこと。

その日のテーマはコードの覚え方。

生徒さんは作曲とかもやっている人だから
コードを覚えるというのは
作曲という目的を叶える目標となります。

そういう計画を明確にもっているので
レッスン以外の時間を
ちゃんと有意義に使ってくれているのが
話聞いててビンビン感じられる。

ほんと素晴らしいことです。

こうでないと教えても相手には届かない。

面白いもんで人間というのは
主体的に自ら取りに行くと
ちゃんと収穫が得られるようになっている。

先の生徒さんも質問が超具体的でした。

「先日、人前で演奏する機会があって
中島みゆきの時代を弾き語った。

Bメロの部分でF-Fmという
同じ中心音(根音、ルート音といいます。)の
コードがでてくるんだけどものすごく美しい。

あれはどうなっているの?」

という具合にものすごく具体的な質問になります。

これは一人で練習している時間が
有意義に使われている証拠です。

こうなると、

「あ、サブドミマイナー(コード理論の一つ)を
学ぶタイミングが来たんだな」

と簡単に判断がつく。

だから、サブドミマイナーについて語ると
生徒さんも面白く聞ける。

これが段階にも来てない人に話すと
それはそれはつまらない表情になります。

学校の授業が面白くない所以であります。

やはり、ギター習得、上達、レッスンなどいうのは
教える側と教わる側の同期が必要です。

タイミングが命なのです。

ここからわかるギターのヒントは
何でしょうか?

教えを受け入れる状態
(=気づきを得られる状態)に
いつも自分をおいておくことです。

この「教えを受け入れる状態」こそが、
これが出来れば誰でも絶対に
ギターはうまくなると約束できる、
たった一つのことなのです。

これができれば先の生徒さんのように
楽しく上達することが出来ます。

でも、この状態を創れなければ…

上達は苦労するでしょうね。

当然、この遅さはやる気を損なうでしょう。

最悪挫折にまでつながってしまう…

だから「教えを受け入れる状態」は
かなり意識しておくと良いと思います。

具体的には

いつでも主体的に取り組むこと。
いつも目的目標を明確にしていること。

このあたりを自分なりに実践すると
良いと言うことです。

これが教えを受け入れる準備となり
気づきを得る準備となります。

あなたは準備が出来てるでしょうか。