言葉は命より重い。
昔読んでいた本を読んでいて
再会した言葉です。
言葉は人を救ったりする反面
時には死に追いやってしまう両刃の剣である…
というようなことを表した言葉です。
つまり軽口を避けなさい、ということです。
改めて背筋が伸びる思いがしました。
レッスンを長年やっていると
返事一つ、リアクション一つで
その人が善くなるのに
どれくらいの時間を要するか、
分かるようになります。
というのも言葉はその人を表すからです。
魂が反映されるものなのです。
魂というと大げさに感じるかもしれません。
でも、これは決して大げさではなく、
本当にそうだとおもうのです。
だからこそ、言霊という言葉があるわけですから。
実際、やってみたらわかります。
何かをしている時、
人は心の中で何かをつぶやいていたりします。
「めんどくせーなー」
と言っている時はめんどくさいことに
始終付きまとわれることになります。
心が被害者意識になっているから
余裕もなくなって
普段なら何も思わず出来ることも
めんどくさくなる。
それが周りの人から見たら
イヤイヤやっているように見えたりする。
そういうことが積み重なって
周りの人にお叱りをいただくことになって
余計、被害者意識が倍増。
「なんで俺だけ…」
といつも不平不満の中で
生きることになったりする。
当然、こういう人はギター一つでも
成長上達に時間が必要です。
ギター弾いている時にアプローチすべきは
その人の心の余裕の確保となります。
「不安しかない時代なのに
気楽にギター弾けるなんてありがたいなぁ」
と言っている時は心に余裕があるから
人にやさしく出来る。
人に優しくできるから
相手も優しくしてくれる。
平和とは決して難しいことではなく
日常にありふれていることが分かるはずです。
こういう人は一緒にギターを
弾いてあげるだけでうまくなる。
結局、その人の心が
上手い下手を決めているのです。
参考になれば。